挑戦しているからこそ、悔しさを感じられてるのかな

──初めましてから始まって、3回目となると周りからの期待や、自分自身の取り組み方も変わってくるのでは?

三澤 毎回違うお客さん、違うスタッフさんで違いがあって毎回新鮮な気持ちなんですが、自分の中での課題を見つけて、そこをクリアしながら毎回進んでいけていると思います。

私にとっては3回目のアニサマですが、来てくれているお客さんにとっては一期一会の体験だと思うので、一回一回気持ちを込めていきたいです。スタッフさんや、たくさんの人が気持ちを込めてできあがっている歌であり、ステージなんだよということが伝わればいいなと思っています。

変わったことと言えば、他のアーティストさんとの関係性というか、ノリというか。共演するアーティストさんが「あ、また三澤さん参加なんだ」と思ってくれることで、だんだんアニサマというチームの絆みたいなものができてきたんじゃないかなと感じています。

──今までのアニサマで見つけた課題の部分を少し伺ってもよいでしょうか。

三澤 さっき話した、最初は自分のことでせいいっぱいで、もっと楽しんで、お客さんも楽しませるためにはどうすればいいか、という部分ですね。

あんなに大きなステージに立つことは初めてだったので、どんな方向を見て、どんな風にすれば楽しんでもらえるのかな? ということがなかなかわからなかったんです。それと2年目からはダンスをしながら歌うというのが新しい試みでした。

今回どんなステージになるかはわかりませんが、また新しい三澤を見せられるようにしたいと思っています。毎回できないことがあるのは悔しさもあるんですけど、挑戦しているからこそ悔しさを感じられてるのかなと思います。

──アニサマではアーティストコラボが名物ですが、そのあたりの経験はどうでしたか?

三澤 1年目に野水伊織さん、鈴木このみさんと一緒に(『ふしぎの海のナディア』OPの)『ブルーウォーター』を歌わせてもらいました。その時は初出場で自分の曲だけでも大変だったので緊張しました。

先輩の野水さんと年齢的には年下の鈴木このみちゃんがいる中で、どういう風に歌ったら一番調和するんだろうと考えました。普段のソロでは自分の良さを探すんですけど、3人の中で個性を出しながらも全体が調和するようにするのは難しいというか、それもチャレンジでした。

すごく勉強になったし、他の人とそういう形で触れ合う機会ってないのでまたやってみたいです。すごく楽しかったです。もし今年もコラボとかがやれる機会があれば、一緒にやらせて頂く方? 方々? と素晴らしい時間を作りたいです。