駆除2日目:30分以上水攻め・カビキラー噴射!

消すゴムのカスと見まがう形状の幼虫。一つ一つを見ると動いていた!

今度は筆者が浴槽下を確認する。汚水中には細長いゴミが浮いていたのだが、よーく見ると、水中でゴミが蠢いているではないか! これぞまさしくチョウバエの幼虫。一見しただけでも50匹はいる。「幼虫なんていない」と言った夫の目は節穴か。節に穴と書いてふしあなか! 

夫が大量の幼虫を見逃した理由は、消すゴムのカスにソックリな幼虫を、ゴミとカン違いしたためであった。芋虫のようなイメージとはまったく異なる形状を持つ、チョウバエの幼虫。見た目がグロテスクでないのが不幸中の幸いか。

 

シャワーのヘッドを引っかけて流しっぱなしにした。
駆逐すべく、勢いよくシャワーの水を流し込むこと約40分。同時にカビキラーを幼虫めがけて噴射して泡の刑に処し(すぐには死なない)、浴槽下の排水溝も専用ブラシでゴシゴシと掃除する。ドドドと水流に飲まれながら排水溝へと消えていく、何十匹もの幼虫たち。殺生はいけないといった話はどこへやら……。ほのかな塩素臭に包まれながら、水攻めの成功を確信したのであった。

 

駆除2日目の晩:幼虫の生き残りが4匹も

約40分のシャワー攻め・殲滅大作戦を終えたその晩、念のために浴槽わきの排水溝をのぞいてみると……どっこい4匹の幼虫が生きていた! 想像のはるかに上をいく生命力に疲れを覚える深夜12時。見慣れてきたこともあり、素手で幼虫をつぶし、流す。