貫地谷しほり 貫地谷しほり

演劇の天才少女・北島マヤを描く舞台『ガラスの仮面』(8月15日(金)より東京・青山劇場にて)の製作発表が5月14日、都内で行われ、主演の貫地谷しほり他キャスト陣と脚本・演出のG2、原作者の美内すずえが会見に登場した。

『ガラスの仮面』 チケット情報

単行本累計5000万部超の人気コミックが原作。今回が5度目の舞台化となる。原作の大ファンという貫地谷は「まさか自分が北島マヤを演じることになるとは思いもよらなかった。存分に楽しみたいという気持ちと大丈夫かなという心配もある」と胸中を明かす。

そんな彼女に、原作者の美内は「貫地谷さんの名前を聞いて一発でOKしました。以前から気になる女優さんで、なるほどぴったりだと思った」と太鼓判。「貫地谷さんが感じとっている北島マヤをとことん追求して表現してくだされば、きっといいマヤになる。才能を存分に発揮してくれれば見ている人に必ず伝わるはず」とエールを贈った。その言葉に「涙が出そう」と貫地谷。「私が演劇の天才少女という役をやっていいのかという思いが強くあった。先生のお言葉を聞いて、突き進むしかないと思った」と決意を話した。

マヤのライバル女優・姫川亜弓には2008年『山のあなた 徳市の恋』でスクリーンデビューしたマイコ。「天才少女のマヤにとっても、大きな存在でなければいけないので、とにかく説得力あるライバルを演じたい」。マヤを見守り続ける桜小路優役に関西ジャニーズJr.の浜中文一。「歴代最高の桜小路くんになることを誓います」と元気よく挨拶した。

一方G2は脚本に時間がかかったと苦労話を打ち明ける。「長い作品なのでどこを切り取るかが難しかった。原作にはすごくうまい伏線がたくさん張られていて、ある話をピックアップすると、芋づる式にいろいろな関係が出てきてしまう。それとの格闘でしたが、美内先生に『さすが』というアドバイスもいただきながら、ようやくまとまりました」。今回は漫画連載の中盤、マヤがピンチに陥る場面と、舞台『ふたりの王女』でマヤと亜弓が直接対決する場面をメインに構成するという。

会見では美内の書下ろしイラストも披露。劇中劇『ふたりの王女』をイメージした作品で、美内は「劇中劇もG2さんがしっかり書き込んでくださったので、1回の舞台で2度楽しめるはず」と期待を込めた。

公演は8月15日(金)から31日(日)まで東京・青山劇場にて。チケットの一般発売は6月21日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を受付中。