アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃が15日、都内で行われた主演作『薔薇色のブー子』の完成披露試写会に出席し、昨年のAKB48選抜総選挙で第1位に輝いたお祝い企画である本作を、「マネージャーさんが断らない限り、女優はこれで最後。遺作です」と語った。

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いつも文句ばかり言っているため、周囲から“ブー子“と呼ばれている大学生・幸子が自分を変えようと奔走するも、次々にトラブルに巻き込まれていく。「私が今まで観た映画の中で一番面白いです。生涯で4本くらいしか映画は観たことないですけど」(指原)。

ドラマ『ミューズの鏡』に続いて、福田雄一監督と再タッグを組んだ指原が、落とし穴に落ちたり、白目をむいたりと体当たりの演技を披露。福田監督は「今回はさっしーが全面的に可愛い! ラストシーンのお芝居も上手で、良かったですよ」と女優ぶりに太鼓判を押し、「日本のナンバーワンアイドルに主演してもらい、理想的なアイドル映画が出来あがった」と胸を張った。

完成披露試写会には指原と福田監督をはじめ、共演するユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、鈴木福くん、田口トモロヲが出席、舞台あいさつは終始にぎやか。ヒロインの継父を演じるユースケは「要はさっしーがひたすらひどい目に遭う、それだけの映画」と笑いを誘い、「確かに意味はないけれど、意味やメッセージがあればいいってもんじゃない。今の時代に、こんな映画があってもいい」とアピールしていた。

『薔薇色のブー子』
5月30日(金)から全国公開

取材・文・写真:内田 涼