石川直 石川直

100万人動員を目前にしたエンタテインメント・ショー「blast」の日本人キャスト、石川直(パーカッション)と米所裕夢(トランペット)が4月26日、「ワークショップ」をシアター1010で開催した。招待された足立区の中学生たちは、プロのプレイヤーによる生演奏と楽器演奏の授業を体験した。

「blast」チケット情報

「blast」は、打楽器・金管楽器・ビジュアルアンサンブル(ダンサー)の3つのパートで構成されたアメリカ生まれのショーで、1999年に初公演。日本は2003年夏に初上陸し、これまでに621公演を行い約95万人を動員した。石川は日本初演よりソリストとして活躍し、米所は2012年のジャパンツアーより参加した。

「ワークショップ」は2部構成に分かれ、第1部に米所が登場。ステージには、吹奏楽部などでトランペットを担当する16人の中学生が登壇。米所独自の口の周りのエクササイズからスタートし、この日演奏する「星に願いを」の楽譜を見ながら講義が始まった。中学生たちの演奏を聴いた後で、音の強弱や息継ぎのタイミング、メロディの抑揚など、楽譜を解説。さらに、音の出し方、演奏する上で気を付けること、音楽理論などを、関西弁で冗談を交えながら伝授した。緊張気味だった中学生たちの返事も大きくなり、自信に満ちた演奏になっていった。

第2部の石川は、ドラムの演奏をスポーツや食べ物など色々なものに例えつつ、フランクながら熱心に指導。ステージには19人の中学生がドラムを持って並び、マーチングドラムの起源から、叩き方、スティックの握り方など、細かくじっくりと基礎を説明した。一定のリズムでドラムを叩かせると、一人ひとりのそばにいき、直に確認していく。バラバラに聴こえていたドラムの音色が徐々に揃っていった。さらに、練習に関しても、その方法や心構え、精神論、音楽理論を語った。

また、「blast」加入への経緯や、今年のみどころ、意気込みなどをふたりは語り、「ボレロ」などセッションによる演奏も披露。さらに質問コーナーもあり、中学生たちは満足そうだった。最後は、「目標を見つけて、それに向かっていくことが大切」(米所)、「音楽の演奏は、自分の中にあるものを外に出すこと。自分の中身を育てることも大事」(石川)とエールを送った。

「blast」は、6月28日(土)シアター1010より、全国47都道府県ツアーをスタート。チケット発売中。

<「blast」特番情報>
「SHELLY&はるな愛がblast!の魅力ぜんぶ伝えますSP」
日本人キャストと大興奮のパフォーマンスに迫る!
フジテレビ(一部地域を除く、関東ローカル):5月17日(土)26:33-27:03
※その他、全国フジテレビ系列にて放送予定。放送局・放送日などの詳細はオフィシャルHPをご確認ください。
※放送日時が変更になる場合があることをご了承下さい。