アサリチャーハンを注文。
男性スタッフの方は「よく食べるなあ」という表情。

店内には松宮とスタッフの方のみ。・・・チャーハンを食べながら、じりじりとした時間が過ぎる。食べ物だけではなく、この“1人で食べ続ける”という、孤独と戦わなくてはならないのだ。

・・・時刻は午後5時になる。すると、「来てやったぞ!」と吉田氏が仕事を終え来店。「助かった!」と人生で初めて吉田氏に感謝する松宮。

1時間後にはグループ客が来店。店は通常の雰囲気に。
店内に独りだった時と比べ、気持ちが楽になった。

 

ホッとしたからか、お腹も回復したのでピータンを頼む。

店員の目を気にしなくなり、食べ続けること数時間。
「何時だろう・・・」と思い、時計を見ると午後8時!
閉店まであと2時間。

季節のデザート、リンゴ入り杏仁豆腐を注文。

ひたすら食べ続ける松宮。注文しようとすると・・・

 

「もう閉店です」とスタッフの方が。

「!!!!」

計20品を食べ続け、気付いたら11時間が経過! 結局、開店から閉店までイヤな顔はされず、何も言われなかった。

 
 

食べ過ぎて悶絶。
11時間ぶりにヨロヨロしながら店を出る。

今日はもう閉店。なので、後日スタッフの方にインタビューを敢行することに!

支配人にインタビュー!

快く取材に応じてくれた支配人の遠山さん

・・・後日。電話で連絡し、取材を申込む。支配人の遠山智さんにお話を伺う。

松宮が素性を明かすと、何枚も写真を撮っていたので「なんだろうと思ってた(笑)」と遠山さん。

「錦臨門」は2008(平成20)年創業。もともとは広東料理を出していたが、集客をすべく2010(平成22)年より食べ放題を開始。「インパクトを与えたい」「何かで一番に」と中華街の食べ放題で最大の品数を出すことにしたそうだ。

現在、お客さんの9割は食べ放題を注文する。だが、メニューは食べ放題だけではなく、ランチメニュー(11時半~16時まで)や単品もある。

食べ放題が「なぜ時間無制限なのか」と尋ねる松宮。すると、時間制限は「店にとっても弱点になるから」と遠山さんが答えてくれる。混雑時はどうしても料理を提供するのが遅くなってしまうので、時間制限がある場合、「時間制限があるのに(料理が来ない)」とお客に言われてしまうこともある。だが、時間無制限だと店側も焦らなくてよい。
 

ここで、「過去に開店から閉店までいた人はいるか」と聞いたところ、「いない」とのこと。開店から閉店までいたのは今回が初めてらしい。

「開店から閉店までいるお客さんは普通いないよね」

今までの最高滞在記録は開店から午後8時半まで。女性の2人組で130品ほど食べたらしい。1人で来店するお客さんも結構いるそうだ。よく食べる人は意外にも痩せている人が多く、ひと皿にまとめてバッと食べるらしい。
  
ちなみに、食べ放題メニューの中で一番お得なのは「エビ」だとか! 食べ放題を開始した当時と比べ、エビの値段は4倍になっているとのこと!
 

「イツマデイルンダロウトハオモイマシタ」と告白するスタッフの方

最後に、食べ続ける松宮たちをどう思っていたのか。スタッフの方に尋ねると、やはり「いつまで食べ続けるのか」と思っていたそうだ。やっぱり!

だが、中には何も食べずに「ずっと長居する人もいる」らしく、「それは困る」と遠山さんは答えてくれる。食べ続けるお客さんは「何時間いてもOK」とのことだった!

 

取材を終えて

中華街にある食べ放題が本当に時間無制限だったのには驚いた!

開店から閉店まで、11時間も1つの店にいたのは初めてだった。まったく動かず1つの空間にいるのはかなり厳しい。途中で吉田氏が抜け、1人で食べ続けていた時は“これまでにない孤独”を感じた。ずっと1人で食べ放題に挑戦していたら閉店までいるのは無理だったと思う。

食べ放題は無理なく「自分が食べたいものを楽しく食べる」のがおすすめ! 我こそはと思う方は節度を守って挑戦していただきたい!

 

 

※本記事は2014年4月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。

 
 

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