(左から)アンパンマン、井上真央、バイキンマン

女優の井上真央が20日、都内で行われた『それいけ!アンパンマン りんごぼうやと みんなの願い』の製作発表会見に出席した。井上はゲスト声優として、新キャラクターの“りんごぼうや”を演じ声優初挑戦。子どもの頃から「アンパンマン」の大ファンだといい、「困った人に自分の顔をあげたり、優しさが一番の強さという部分が魅力ですね」と話していた。

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故やなせたかし氏原作の人気アニメシリーズ劇場版第26弾となる本作。やなせ氏が最後に手がけた原案作で、東日本大震災発生後に取り組んだ復興三部作のラストを飾る。世界中にリンゴを植えるために旅する、元気いっぱいの男の子・りんごぼうや(井上)が、大好きな故郷を守るため“魔法の種”を探す大冒険に出かける。

「いつか声優には挑戦したいと思っていましたが、やなせさんが残された最後のメッセージだけに『ちゃんとした声優さんがやるべきではないか』とプレッシャーもありました。それでも、いろんなご縁を感じながら、作品に関わることができたのは光栄」(井上)。

初の声優に「難しいのは覚悟していた」というが、「りんごぼうやが弱ったシーンでは、『もうちょっとしなしな感を出して』『でも、そのしなしな感のなかに強さを』といったご指示をいただいた。普段はできない体験でした」とやはり悪戦苦闘した様子。「自宅で練習していたら、ワンちゃんにほえられてしまった」とこぼれ話も披露した。

『それいけ!アンパンマン りんごぼうやと みんなの願い』
7月5日(土)全国公開

取材・文・写真:内田 涼

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