(左から)LC-70UD20、LC-60UD20、LC-52UD20

シャープは、4K対応液晶テレビの新製品として、「AQUOS 4Kレコーダー」と組み合わせることで、6月に開始される4K試験放送を楽しめる「AQUOS UDシリーズ」3モデルを、6月25日から順次発売する。

映像をデジタル伝送するHDMI2.0(4K60p)に準拠したコンテンツ保護規格HDCP2.2に対応し、4K試験放送の受信ができる「AQUOS 4Kレコーダー」との組み合わせによって、4K試験放送をそのままの映像で視聴できる液晶テレビ。

「ひかりTV」4KチューナーとHEVCデコーダーを搭載し、10月に開始予定の「ひかりTV」の4Kビデオオンデマンド配信にも対応。NTTの光回線に接続するだけで手軽に4K映像を楽しめる。

映像入力には、4K60p 4:4:4フォーマットに対応したHDMI端子3系統を備え、HDCP2.2への対応が必要な4K試験放送などのコンテンツの視聴ができる4K60p 4:2:0対応のHDMI入力1系統も搭載している。

液晶パネルには、光が反射しにくい蛾(モス)の目(アイ)の構造を研究することで開発した微細な無数の突起を備えた「4Kモスアイパネル」(解像度3840×2160)を採用。部屋の照明などの外光の映り込みを大幅に抑え、艶やかで深い黒を表現するとともに、自然で見やすい映像を実現する。また、豊かな色彩を表現できる広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を備え、THX 4Kディスプレイ規格の認証を取得している。

本体には、ディスプレイ部から分離し、独立した音響機器として設計した「サウンドバー」を搭載。「サウンドバー」には音の歪みが少ない丸型2連ミッドレンジスピーカーと、高音域をクリアに再現するツィーターを前向きに配置している。さらに、ディスプレイ背面部には低振動ウーハー「DuoBass」を備え、3種類8個のスピーカーと5個のマルチデジタルアンプで最大出力65Wの高音質を実現する。

70V型の「LC-70UD20」は、6月25日の発売。価格はオープンで、税別実勢価格は70万円前後の見込み。

60V型の「LC-60UD20」は、6月25日の発売。価格はオープンで、税別実勢価格は50万円前後の見込み。

52V型の「LC-52UD20」は、7月15日の発売。価格はオープンで、税別実勢価格は43万円前後の見込み。