ヒュー・ジャックマン、剛力彩芽

来日中の俳優ヒュー・ジャックマンが27日、都内で行われた主演作『X-MEN:フューチャー&パスト』のジャパンプレミアに出席し、「2020年の東京オリンピック開催、おめでとう。もうすぐ始まるワールドカップでは、サムライブルーと私の故郷オーストラリアが決勝で戦うことを祈っているよ」とW杯日本代表にエールを送った。

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『X-MEN』の前日譚を描いた『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)の続編で、シリーズとしては通算7作目。史上最強のロボット兵器“センチネル”による世界滅亡の危機が迫る中、ジャックマン演じるウルヴァリンらミュータントたちが未来と過去をまたにかけた戦いが繰り広げられる。ブライアン・シンガー監督が『X-MEN2』以来、本シリーズのメガホンを執った。

シリーズ第1作から出演しているジャックマンは「14年間『X-MEN』に関わってきた自分にとって、最高の作品になった。とてもフレッシュで、新たな始まりを予見させる仕上がり。オールスターキャストが勢ぞろいしたから、ぜひ楽しんで」とアピールした。

すでに北米をはじめ、世界118か国で一斉に封切られており、そのすべてで興行ランキング初登場第1位をマーク。アメリカでは公開3日間で興行収入9070万ドルを叩き出し、先行する大ヒット作『ゴジラ』を抑えている。

「最後の公開国としてベストなのはそう…、ここ日本なんだ」と親日家ぶりを発揮するジャックマンは、「僕の未来(フューチャー)? サプライズ好きだから、未来のことは知りたくないけど、また日本に戻ってくることは大歓迎だよ。何度でも皆さんに会いたい」と駆けつけた約700人のファンに熱いメッセージを送った。

ジャパンプレミアには日本語吹き替え版で、あらゆる人間に姿を変える能力を持つミスティーク(ジェニファー・ローレンス)を演じる剛力彩芽が出席した。

『X-MEN:フューチャー&パスト』
5月30日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼