前田憲作代表、公式サポーター・関根勤とともに並ぶKrushのチャンピオンたち 前田憲作代表、公式サポーター・関根勤とともに並ぶKrushのチャンピオンたち

5月29日、K-1 WORLD LEAGUEの発足発表記者会見が行われた。立ち技最強のリングとして、一大ムーブメントを巻き起こしたK-1だが、2012年にはK-1 GLOBALとしてリスタート。K-1 WORLD LEAGUEは、K-1 GLOBALとは別組織の、国内大会やジム経営を行っていくという。

K-1 WORLD LEAGUEの代表を務めるのは、90年代、全日本キックで人気を博した前田憲作。「みんなが熱狂したK-1をこのままなくすわけにはいかない。誰かがやらなければいけないという思いから代表の大役を引き受ける決心をした」と代表就任の思いを語った前田は、壮大な夢を口にした。「アマチュアはオリンピック競技になることを目指したい。K-1 WORLD LEAGUEは、サッカーのW杯のような大会にしていきたい。そのためにK-1に尽くしていきたい」とキッパリ。

新K-1は7月21日(月・祝)・新宿FACEでのアマチュア大会、11月3日(月・祝)・代々木競技場第二体育館でのプロイベントでスタートを切る。両日とも、K-1 MAXが消滅した後の中軽量級を支えたKrushが会場を押さえていたが、K-1実行委員会に名を連ね、Krushを運営するグッドルーザーの宮田充代表がK-1 WORDL LEAGUEに場所を提供した。宮田は「代々木大会はK-1 WORLD LEAGUEの第1回大会としてとても大事。格闘技界にとしても絶対に成功させないといけない大会」と意気込んだ。

Krushのチャンピオンたちも一堂に会した。K-1 WORDL LEAGUEに参戦予定の-70kg級王者・城戸康裕や-65kg王者・HIROYA、-60kg級王者・大月晴明らがズラリ。記者会見は欠席となったが、K-1 MAXを支えた佐藤嘉洋も出場予定だという。また、K-1 GYM EBISU 小比類巻道場代表の小比類巻貴之は「実行委員として大会を成功させ、ジムの代表としては強い選手を送り出したい。あと、みなさんお忘れかもしれませんが、まだ現役なので、ぜひこのリングに立ちたい」とファイターとしてアピール。

さらに、芸能界きっての格闘技通として知られる関根勤が公式サポーターに就任。「K-1 WORLD LEAGUEのサポーターをできてうれしい。60kg前後の階級はパワーとスピードを兼ね備えた選手が揃い、試合も接戦になる。ヘビー級にはない中軽量級ならではの素晴らしさがある」と期待を寄せた。

あの熱は再びリング上で蘇るのか。7月21日(月・祝)・新宿FACEでの『K-1 CHALLENGE 2014』、11月3日(月・祝)・代々木競技場第二体育館での『K-1 WORLD LEAGUE』の詳細を心待ちにしたい。