(左から)長澤まさみ、大泉洋、有村架純

『ビックコミックスピリッツ』で大ヒット連載中の花沢健吾のベストセラーコミック『アイアムアヒーロー』が、大泉洋、有村架純、長澤まさみ共演で実写映画化されることが決定した。

本作は、“現代日本でゾンビパニックが起きたらどうなるか?”を徹底的に突き詰めたサバイバルパニックホラー。恋人がZQN(作中でのゾンビの名称)になってしまい絶望的な状況の中、頼もしく成長する主人公の姿をユーモラスに描く。平凡で頼りない非モテ男子の主人公・英雄役には、『青天の霹靂』の大泉洋が、パニック状態に陥った街を英雄とともに逃げるヒロイン・比呂美を、注目の若手女優・有村架純が演じる。また、看護師としての知識をもとに大胆な行動にでる藪役を、長澤まさみが演じる。

日本映画のA級ホラーとして唯一無二の作品を作り上げるのは、実写化不可能といわれた『GANTZ』を刺激的かつスタイリッシュな映像で映画化し、大ヒットに導いた佐藤信介監督。原作の最大の長所である“リアルな恐怖”を映画でも踏襲し、実写の強みを活かしてよりリアルに表現。ZQNの恐ろしさだけでなく、極限状態の人間のずるさ・汚さを交えながら、さえないがどこかキュートな主人公がヒーローになっていく様を描く。脚本は『図書館戦争』等で佐藤監督とタッグを組み、大ヒット作を手掛けた野木亜紀子。

また、韓国のアウトレットモールだった場所での大規模な撮影を予定。日本では到底撮影不可能なカーアクションや、大掛かりなパニックシーンに期待したい。映画『アイアムアヒーロー』は全国東宝系にて2015年公開される。

『アイアムアヒーロー』
2015年全国東宝系にて公開