『味園ユニバース』に出演する二階堂ふみ

関ジャニ∞の渋谷すばるが来年2月公開の『味園(みその)ユニバース』で映画初主演を務めることが発表になった。大阪を舞台に、“歌うこと”以外のすべての記憶を失った主人公が自身を見つけだそうとする物語で、二階堂ふみがヒロイン役を演じ、『マイ・バック・ページ』の山下敦弘が監督を務める。

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映画のタイトルになっている“味園”は、大阪の千日前にある飲食店や宴会場、マッサージなどが入る歓楽ビル。そこにある“ユニバース”はかつてキャバレーだった場所を貸しホールにしており、ライヴ会場としても使用されている。映画は、ある広場でバンドがライブをしていると、記憶のない男(渋谷)が乱入してくる場面から始まる。その後、バンドとマネージャーのカスミ(二階堂)は、“ポチ男”とあだ名をつけた謎の男と行動を共にするようになり、ポチ男はやがてバンドのボーカルを務めながら、失われた過去に迫っていく。

映画初主演となる渋谷は「撮影に向けて今まで長くしていた髪を、監督と相談しながら、バッサリと切りました! 全編大阪での撮影になりますが、大阪でも地元というよりは、自分にとってあまり馴染みのない土地での撮影になるので、気負ったりはせず、新鮮な気持ちで臨みたいと思います!」と言い「この作品では、“関ジャニ∞の渋谷すばる”とは違う、新しい一面をお見せできる機会になると思います。渋谷はこういうこともやるんだ、こういう一面もあるんだというのを見たり、知ったりしていただける作品に出来るよう取り組んでいければと思います」とコメント。山下監督は「味園といった土地の魅力をうまく反映させつつ、映画自体も、渋谷君演じる一人の男のドラマ、二階堂さん演じる両親がいない女の子の物語、音楽の要素、大阪ならではの文化など、様々なものが詰まっていますので『ごちゃまぜだけど、一つの色を持つ“映画らしい映画”』に出来たらいいなと思っています」と意気込みを語っている。

『時をかける少女』『陽だまりの彼女』の菅野友恵が脚本を手がける本作は、今月より大阪で撮影を開始。来年2月にギャガの配給で全国公開される。

『味園ユニバース』
2015年2月、全国ロードショー