『ニード・フォー・スピード』(C)2014 DreamWorks ll. Distribution Co. All Rights Reserved.

壮絶なストリート・レースを描いた映画『ニード・フォー・スピード』が7日(土)から公開になる。本作はデジタル技術をほとんど使わずに製作されており、“本物”のカー・アクション、スタント、エンジン音を映画館の大スクリーン&大音響で楽しめる。

『ニード・フォー・スピード』特別映像

本作は、かつてのパートナーの策略によって友を失い、無実の罪を着せられてしまった主人公が、汚名を晴らし、復讐を果たすために公道で危険なレースに挑む姿を描いたアクション大作。劇中には超高額のスーパーカーが次々に登場し、公道を爆走。ド派手なクラッシュやチェイス、ジャンプが披露されるが、それらはスタントマンが実際に自動車を走らせて実演した映像だ。本作を手がけたスコット・ワウ監督は、『ブリット』や『バニシング・ポイント』『グラン・プリ』など往年のカー映画に登場した“CGを使わない本物のアクション”に強い影響を受けており、本作でも基本的に“本当の走り”にこだわった。さらに自動車の先頭や運転席にカメラを設置することで“ドライバーの視点”を獲得。これまでのような“ギャラリー”の目線ではなく、“ドライバー”の見ている光景を体験できる映像が次々に登場する。

さらにスタッフは劇中に登場する自動車の“音”にもこだわった。劇中には様々なスーパーカーが登場するが、積んでいるエンジンや車体、タイヤが異なり、それぞれが個性的な“叫び声”を出す。そこでスタッフは自動車の音を実際に録音するべく劇用車のチューンを開始。激しいレースシーンではエンジンがレッドゾーンまで振り切った際のうなりや、タイヤと路面が激しい摩擦を起こした際のノイズ、車体の揺れる低い音、巨大な金属ボディ同士が激しく衝突する音が録音された。さらに音響スタッフはそれらの素材を映画館のサラウンド環境で活きるようにミックス作業を行い、スクリーンの向こう側から低いエンジン音が響き、レースシーンでは客席のサイドや後方から追ってくるマシンのエンジン音が鳴り響くようにした。

ワウ監督が目指したのは観客が危険なドライブを“体験”できる映像で、「映画館の観客全員がクタクタに疲れ切り汗でビッショリになってくれたら最高です」と完成した作品に大きな自信を抱いている。

『ニード・フォー・スピード』
6月7日(土) 全国ロードショー

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