(写真右より)勝村周一朗総合プロデューサー、共同主催の相原雄一オアシス代表取締役 (写真右より)勝村周一朗総合プロデューサー、共同主催の相原雄一オアシス代表取締役

新たな金網総合格闘技が誕生する。6月5日、GRANDSLAMの記者会見が行われたのだ。記者会見には大会の総合プロデューサーを務める元修斗世界フェザー級王者・勝村周一朗、共同主催の相原雄一オアシス代表取締役が出席した。

GRANDSLAM チケット情報

来る7月13日(日)・ディファ有明で『GRANDSLAM -Way of the Cage-』がスタートを切る。今大会の開催目的は以下の4つである。1.世界基準のケージMMAの大会を増やし、団体の垣根なく多くの選手に経験を積ませること。2.若手育成の場としてデビュー直後からユニファイドルール(UFCなどが採用するルール)に慣れてもらうとともに、ベテラン選手の再起の場として活用してもらうこと。3.アマチュアの試合を組むことで、生涯スポーツとして格闘技に取り組む人たちの活躍の場を提供すること。4.継続的に大会を運営し、国内MMAの可能性を広げていくこと。

勝村曰く「選手たちにいいように(GRANDSLAMを)使ってほしい。継続的に試合に出てもらってもいいですし、この場をステップに別の大会に出てもらってもいい。選手のための大会になればいいと思っている」。

そもそも、GRANDSLAMは、相原が勝村にファイターとして大会出場を打診したのが始まりだと言う。相原は「(勝村からは)選手は無理という返事だったので、共同で大会をやろうという流れになった」と説明する。大会を継続的に開催するなかで、勝村が選手として関わる可能性があるのか問われると、答えようとする勝村を制し、相原が「あります!」とキッパリ。苦笑いを浮かべながら当人も「前向きに検討します」と語った。

気になる出場予定選手は、DREAMバンタム級日本トーナメント覇者・所英男やUFCに参戦したナム・ファン、ZSTフェザー級王者・森興二、修斗バンタム級4位・飛猿☆No.2など。GRANDSLAMは盟友・所の再起の場となる。「所がもう1回世界を目指してがんばりたいというという思いを持っていたので、その場を提供したい」(勝村)。

『GRANDSLAM -Way of the Cage-』の前売発売日は6月13日(金)。チケット発売日までには主要カードは発表されるとのこと。新たなケージMMAの対戦カードを楽しみに待ちたい。