佐藤健

俳優の佐藤健が5日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演作『るろうに剣心 京都大火編』の完成披露レッドカーペットイベントに出席した。梅雨入りし、会場周辺も記録的な大雨に見舞われる中、約1200人のファンが集結。佐藤は「手応えですか? ヤバイっすよ。ぜひ、日本映画の歴史が変わる瞬間を体感して」と強い自信を示した。

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この日は主人公・緋村剣心役の佐藤をはじめ、武井咲(神谷薫役)、伊勢谷友介(四乃森蒼紫役)、青木崇高(相楽左之助役)、蒼井優(高荷恵役)、神木隆之介(瀬田宗次郎役)、江口洋介(斎藤一役)、藤原竜也(志々雄真実役)、大友啓史監督が結集し、“歴史的瞬間”を華やかに彩った。

和月伸宏氏の人気コミックを原作に、2012年に興行収入30億円強の大ヒットを記録した『るろうに剣心』の続編。原作ファンの間で人気の高い「京都編」を『京都大火編』『伝説の最期編』の2部作で映画化する。激動の幕末を刀一本で生き抜いた伝説の人斬り緋村剣心が、日本制圧を目論む最狂の敵・志々雄真実の暗躍を阻止すべく“最期の戦い”に身を投じる。

革新的なアクションが話題を集めた前作に続き、今回も体当たりの演技を披露する佐藤は「プレッシャーはもちろん、最後までやり遂げられるかと不安になるほどハードな撮影だった」といい、「完成した今は感慨深いです。心から誇りに思える」と胸を張っていた。

ヒロイン役の武井は「今回は剣心と離れている時間が多くて、さみしかったです」と乙女心をのぞかせ、シリーズ初参戦で宿敵・志々雄を演じた藤原は「経験したことがない激しさで、体力も消耗したが、大友組で自由に遊ばせてもらった」と手応え。大友監督は「皆さんが限界までムチャなオーダーに応えてくれた。最高のエンターテインメント作品になったと自負しています」と誇らしげだった。

『るろうに剣心 京都大火編』
8月1日(金)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー
『るろうに剣心 伝説の最期編』
9月13日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼