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“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』の予告編映像が公開になり、謎に包まれていたストーリーの一部が明らかになった。

予告編映像

本作はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャスティン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、物語は「新たに発見された宇宙のワームホールを利用し、惑星間を旅する人類の限界を超越した冒険を追っていく」という内容だけが発表されていた。

しかし、このほど公開された予告編でついに物語の概要が明らかになった。舞台は近未来、環境の変化によって地球は荒廃し、人々は世界的な食糧難に陥っている。そこにはもはや解決の策はなく、人類は田舎町で暮すエンジニアの男(マコノヒー)に希望を託そうとする。このほど公開された予告編は主人公が、あるプロジェクトに勧誘される場面から始まる。彼らはすでに地球を救う手立てはないと考えており、男に人類が暮す“新たな星”を探すよう依頼する。かつては一流のパイロットだったが、現在はエンジニアとして子供たちと暮している男は、悩んだ末に愛する子供たちの未来を守るために、遠い宇宙へと旅立つ。

ノーラン監督は新作について「私はブロックバスター映画の黄金時代に育った。あの感じを取り戻したいと思っている。当時の映画は、自分が知らない世界につれていってくれたものだ」とコメント。予告編の後半では、宇宙船に乗り込んだ主人公とクルーらが監督の言葉通り“誰も知らない世界”へと旅立っていく過程と、離れ離れになってしまう家族のドラマが描かれる。『インセプション』では“人の脳内への侵入”という設定を用いて切ないラブ・ストーリーを描き、『ダークナイト』三部作ではヒーロー映画のフォーマットを使って“正義”の問題に取り組んだノーラン監督は新作でどんなドラマを描くのか? 斬新なビジュアルの先に待つ“ドラマ”にも注目したい。

『インターステラー』
11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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