ギガバイトのブース

日本では、マザーボードやグラフィックカードのメーカーとして知られているギガバイト。本拠地の台湾では、ノートPCやタブレット端末、スマートフォンなども展開している。

ギガバイトは「COMPUTEX TAIPEI 2014」のメイン会場、台北世界貿易センター(TWTC)の近くにある超高層ビル「台北101」内にプライベートブースを開設。マザーボード、グラフィックボードのほか、ゲーミングPC、2 in 1 PC、タブレット端末、スマートフォンなどを展示した。注目はゲーミングブランド「AORUS」の最新ノートPC「AORUS X7」「AORUS X3」「AORUS X3 PLUS」の3機種だ。

ハイスペックモデルの「AORUS X7」は、「GeForce GTX 860M」を2基搭載するデュアルグラフィックス構成を実現。高解像度の映像やあらゆるゲームをスムーズに表示する。

ストレージはmSATA SSDを3枚搭載してRAID 0で動作させることで、1500MB/Secの高速ディスクアクセスを実現。最大2TBまで対応する。メモリスロットは4本で、最大32GBの大容量メモリを搭載できる。

また、これだけのハイスペックでありながら最薄部22.9mmと本体重量約3kgの薄型・軽量ボディで、携帯性にもすぐれている。

液晶画面は17.3型フルHD(1920×1080ドット)で、タッチは非対応。CPUは第4世代Core i7を搭載する。発売時期は第3四半期の予定。価格は、北米市場で2800ドル(約29万円)からを予定している。

「AORUS X3」と「AORUS X3 PLUS」は、ベースとなるボディ形状は同じだが、液晶のサイズと解像度が異なる。液晶サイズと解像度は、「AORUS X3」が13.3型QHD(2560×1440ドット)で、「AORUS X3 PLUS」は13.9型QHD+(3200×1800ドット)と13.9型QHD(2560×1440ドット)の2モデルを用意する。

GPUは「GeForce GTX 870M」を採用し、ゲームプレーに十分の威力を発揮する。M.2 SATA SSDは2枚で、最大1TBまで対応する。メモリスロットは2本用意し、最大16GBまで搭載できる。CPUは第4世代Core i7。

本体の厚さは22.9mm、重量は1.87kgと2kgを切り、こちらも薄型軽量ボディを実現している。発売時期は2014年第3四半期の予定で、北米での価格は「AORUS X3」が2300ドル(約24万円)前後、「AORUS X3 PLUS」が2,400ドル(約25万円)前後の見込みだ。なお、この「AORUSシリーズ」の日本での発売は未定だ。