エイサーの「Chromebook」のコーナー

海外では各社が販売しているものの、国内ではいまだ発売されていないGoogle Chrome OSを搭載するノートPC「Chromebook」。SSDの容量を小さくすることで価格を抑え、米国では3万円以下で手に入れることができる。数年前に一世を風靡した「ネットブック」の再来となるか、注目が集まる。

「Chromebook」は、Windowsのソフトが起動しないので、代わりにChrome OS用のアプリを利用することになる。まだアプリの数が少ないという難点はあるが、ウェブ閲覧だけではなく、メールやスケジュール管理などもブラウザ上でほとんど作業できてしまう。ライトな使い方であれば問題なく利用できる。

「COMPUTEX TAIPEI 2014」でも「Chrome」を搭載したデバイスがいくつかみられた。エイサーは、Chrome搭載のノートPC「C720 Chromebook」を展示。11.6型ワイド(1366×768ドット)液晶を搭載したモデルで、新Celeronプロセッサ、2GBメモリ、16GBのSSDを搭載する。

ASUSTeK Computer(ASUS)は、6月に米国で発売予定の「Chromebooks C200」「Chromebooks C300」を展示。「C200」の液晶サイズは11.6インチ、「C300」は13.3インチで、解像度はともに1366×768ドットだ。両モデルとも、CPUにはBay Trail-M デュアルプロセッサ N2830を搭載。メモリ容量は2GBでストレージ容量は16HB。価格は249ドル(2万5000円)から。

また、ノートPCだけではなくディスプレイやテレビに接続してChromeを起動できるボックス型PC「Chromebox」も出品。手のひらサイズの超小型マシンながらも4Kディスプレイの出力に対応し、4K対応ディスプレイに接続すれば4K映像の再生を楽しめる。価格は179ドル(約1万8000円)から。

Chrome搭載デバイスがじわじわと増えているが、残念ながら上記の製品はすべて日本での発売は未定。日本に上陸する日が待ち遠しい。