福士蒼汰と川口春奈

人気少女漫画を映画化した『好きっていいなよ。』の完成披露試写会が10日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務める川口春奈と福士蒼汰が舞台あいさつに立った。この日は、先月末に21歳の誕生日を迎えた福士のために、川口が特製ケーキを「あ~ん」する場面も。福士は「すごくおいしい」と照れ笑い。先日行われたPRイベントで公開キスを披露したばかりのふたりが、再び“胸キュン”演出でファンを沸かせていた。

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友人も恋人も作らずに生きてきた16歳の女子高生・橘めい(川口)が、学校一のイケメン・黒沢大和(福士)からの突然のキスに心揺らせながら、次第に心を通わせる姿を描いた青春ラブストーリー。2008年4月に「月刊デザート」(講談社刊)で連載がスタートし、累計発行部数540万部を突破する葉月かなえ氏の人気コミックを映画化した。

川口にとっては、初の恋愛映画出演で「緊張もしたんですが、同世代の役者さんに囲まれ、刺激を受けた。学ぶことも多かったので、成長した姿を見てもらえれば」とアピール。劇中にはキスシーンが数回登場し「今日はうちの家族も来ているので、照れくさい」と頬を赤らめた。

一方、福士は「こんなにモテる役は演じたことがないし、原作のイメージを壊さないように心掛けた」と役作りを振り返り、「いろんな恋の形が描かれているので、ご覧になる皆さんが自分なりに投影してもらえれば」とファンに語りかけた。

完成披露試写会には川口と福士に加えて、共演する市川知宏、足立梨花、永瀬匡、西崎莉麻、山本涼介、八木アリサ、日向朝子監督が出席。日向監督は「皆仲が良くて、和やかな雰囲気だった。女子は仲が良すぎて、途中で(恋敵として)バチバチするシーンが心配になるほど。男子はチームワークが良くて、安心できた」と振り返っていた。

『好きっていいなよ。』
7月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼