トランセンドのブース

台湾に本社を置くメモリ製品の大手メーカー、トランセンド。展示会への出展や、ユーザー向けイベントの開催で、ブランド力のアップに力を入れている。トランセンドのブースでは、Macユーザーを対象にしたMac周辺アイテムをメインに展示していた。

SDメモリカードやコンパクトフラッシュ、USBメモリなどを販売するトランセンドだが、いまのイチ推しはMac向けのSSD「JetDrive SSDシリーズ」。Mac向けに開発したSSDで、比較的手頃な価格で手に入る。

最先端のSATA III 6Gb/秒のインターフェースに対応し、純正SSDの約1.5倍の速度と安定性を実現。インターネットを閲覧しながらゲームをしたり、複数のアプリケーションを同時に実行したりできる。また、換装に必要なドライバや取り出した純正のHDD/SSDを外付けストレージにできるケースなどが付属しているので、ムダなくMacを増強できる。

ラインアップはSSDを内蔵するMacBook Air/MacBook Pro向けの「JetDrive 500/520/720」、HDDを内蔵するMacBook Pro/MacBook/Mac mini向けの「JetDrive 420」。現在販売中の「JetDrive SSDシリーズ」は、あまりの人気で売り切れ店舗が続出しているという。

このほか、MacBook Air/Pro向けの専用メモリカード「JetDrive Lite」も展示。専用メモリカードスロットに挿入して使う追加ストレージで、専用メモリカードスロットからはみ出さないデザインを採用している。持ち運びの際にじゃまにならず、MacBookのストレージ容量を増やすことができる。最大読込み速度は毎秒95MB、最大書込み速度は毎秒60MBで、価格は64GBが7980円、128GBが1万4800円。

トランセンドのスティーブ・チャン副社長は「Macユーザーに専用の増設ストレージがほしいというニーズがあり、Macユーザーにとって使いやすい製品を開発した。今後もニーズがあれば、Mac用の製品を開発していきたい」と話した。

もう一つの注目製品が、ドライブレコーダー「DrivePro 200」だ。デジタルビデオカメラ並みのフルHD動画を撮影できるので、アクシデントの記録だけではなく、車窓に映るドライブシーンを録画して、旅の思い出として楽しむこともできる。

カメラ性能も高い。視野角が160°と広いので、走行車線に加えて、左右2車線ずつ、計5車線の様子を撮影することができる。撮影した映像はmicroSDに保存するほか、Wi-Fi接続を利用してタブレット端末やスマートフォンにワイヤレスに転送することもできる。

「DrivePro 200」の今後の展開について、チャン副社長は「自転車などに取りつけることができるバイク用モデルを開発していきたい」と意気込みを語った。