次に、「ミール」といわれる「トマト」と「チーズ」を食べてみました。チーズとトマトの濃厚な味が、ポテトの旨みに絡み、これはいける!ただ、お菓子というよりはお酒のおつまみ、お酒もビールとかチューハイではなく、ワインやウイスキーと一緒にちょっとずつ楽しみたい一品。袋をパーティー開けして楽しむポテトチップスのイメージとは程遠い感じがします。

最後に、「プレーン」といわれる「しお」と「濃厚バター」。この2つの味が美味しくないわけがない。だから最後にとっておいたのです。とにかくバターのコクと岩塩を使用しているというだけあって塩の風味も最高。この分厚いポテトの口の中で広がる風味ともマッチしています。しかし、ポテトチップスを勢いで食べたい派の私には、少量しか入っていない状況に少し不完全燃焼気味。

しかし、きっとそれでいいのだという事です。これはきっと、こういう従来のポテトチップスの概念を壊すつもりで開発されたであろう商品なのだから。ポテトチップスに変わりはないけど、美味しくて新しい。食べた私がそう思えたなら、開発者の思うツボなのかもしれませんね。

阪急うめだ本店では、以前オープンの際にも同じように高級なお菓子を買おうと行列ができました。現在も人気ですが、当時ほどの行列に並ばなくても買えるようになっています。グランカルビーもそうなる時が来るのか、そしてまだ食べていない人はその時まで買わずに待てるのか?
今だからこそ食べる価値も感じるような、大阪のおばちゃんの言葉どおり「高級なポテトチップス」でした。