通り沿いは全面ガラス貼りの表参道店(アップル提供)。正面にはケヤキの木がある

Apple(アップル)は、東京都渋谷区に国内8店舗目、東京都内3店舗目となる直営店「Apple Store, Omotesando(アップルストア表参道)」を、6月13日10時にオープンする。

オープン前日の6月12日、報道関係者向けの内覧会が開催され、ダニー・トゥーザ Apple シニアマーケットディレクターが、新店舗のデザインコンセプトなどを説明した。「アップルは、商品を売って終わりではなく、売ってからが始まりだと思っている」と話し、販売だけではなく、購入前/購入後のサポートやワークショップに力を入れるアップルストアの役割を強調した。

表参道店は、東京メトロ表参道駅A2出口の目の前に位置する。iPhone/iPad/Macを展示している1階と、アクセサリなどを展示している地下1階の2フロア構成で、ショップとしての売り場面積は、2003年に国内で最初にオープンした銀座店よりも広いそうだ。

正面・側面の三方ガラス貼りの印象的なデザインは、周囲の建物に触発されたもので、正面の高さ9.5mのガラスは、アップルストアのなかで最大。全部で500m2を超えるガラスパネルを用い、ストアのなかにいても外と一体化し、活気のある表参道の街の賑わいや美しさを感じられるように工夫したという。

店舗正面のシンボルツリーのケヤキに加え、店の周囲にはハナミズキとツタを植え、開放感のある広々としたフロアに立つと、シルバーを中心としたシンプルなアップル製品と自然の緑が目に入る。

1階の中央付近の天井には、アップルのロゴマークのモニュメントが吊り下げられ、その直下には地下1階と行き来するためのらせん階段がある。地下1階には、スピーカーやヘッドフォン、ケース、バックなど、表参道店限定品を含む豊富なアクセサリや関連製品が並ぶ。iPhoneやiPad、Macなどもあり、気になる製品があれば、店員に話しかけてその場で購入することができる。iCloudの設定など、スタッフがアップル製品のセットアップを手伝う「パーソナルセットアップ」も提供する。

地下1階には、アップル製品に関する技術サポートを提供する「ジーニアスバー」を設置し、各種イベントやワークショップも開催する。表参道店では、日本のアップルストアでは初めてAperture、Final Cut Pro、Logic Proを無料で学べる「Pro Labo」も展開する。

オープン日の6月13日には、先着5000名にオリジナルTシャツをプレゼントする。また、オープンを記念して、オリジナルデザインを施した全5色のiPhone 5s/5専用ケース「Omotesando + kiriko エアージャケット for iPhone 5/5s」を表参道店限定・数量限定で販売する。税別価格は3800円。

住所は東京都渋谷区神宮前4-2-13。営業時間は10~21時。なお、直近のイベント・ワークショップはすべて満席。