BtoC事業の柱となる冷蔵庫

三菱電機は、キッチン家電や掃除機、エアコンなどを含む「BtoC 新ブランド戦略」を発表した。国内BtoC事業に力を入れることで、ブランド価値の向上を目指す。

常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部の杉山武史本部長は「BtoB事業を重視し、グローバル化を進めるのが、いまの電機業界のトレンド。三菱電機は、グローバル展開加速を進めつつも、国内市場のBtoC事業に力を注ぐ。日本市場は世界の最先端であり、この市場で勝ち残ることが高付加価値機能のテクノロジードライバになる」と、方針を説明した。

同時にブランド価値の向上も進める。国内のロゴをグローバルのロゴに統一。さらに、イメージキャラクターに引き続き女優の杏さんを起用するほか、杏さんの家族役として夫役にオードリーの若林正恭さん、義母役に戸田恵子さんを新たに起用。家族のやり取りのなかで三菱の家電製品のよさをアピールしていく。また“いいね”や“すごい”を超える言葉として、“ニクイねぇ!”を新たなキャッチフレーズにして、テレビCMなどで露出を図る。

記者会見終了後には、冷蔵庫や炊飯器、レンジグリル、IHクッキングヒーターの製品説明とデモンストレーションを実施。オンリーワンの機能などをアピールした。