7月に舞台「新・幕末純情伝」FAKE NEWSが上演される。

「新・幕末純情伝」は“新撰組の沖田総司が実は女だった”という、つかこうへいのユニークな着想のもと、1989年の初演以来上演され続ける人気作。今回は、つかの生誕70年を記念し、縁の深い紀伊國屋ホールにて上演。命日である7月10日(火)には特別公演も行われる。演出は河毛俊作。広末涼子や石原さとみ、昨年と一昨年には松井玲奈と、錚々たる顔ぶれが演じてきた主人公・沖田総司役に抜擢された北原里英に話を聞いた。

4月18日に卒業公演を行ったばかりの元NGT48キャプテン・北原。初の本格舞台出演、そして舞台初主演への挑戦は「今まではAKB48グループが好きな方の前に立つことが多かったので、この舞台で私のことを全く知らない方、舞台が好きな方の目に触れると思うと、やはり緊張はあります」と明かしつつ、「もともとお芝居がしたくてこの世界に入ってきたので、こうやって舞台に挑戦できることが嬉しいです。もちろん不安もありますが、やはり嬉しさのほうが大きい」と笑顔。その作品が「新・幕末純情伝」であることは「最近では(同じAKB48グループ卒業生の)松井玲奈ちゃんが出演していましたし、たくさんの女優さんが出演してこられた作品なので、こういうインタビューでも“負けたくないですか?”とか聞かれるのかなと思っているのですが(笑)、それより自分にしかできない『新・幕末純情伝』ができればいいなと思っています。もちろん今まで続いてきたものも大切にしつつですが、作品ファンの方にも“また違うよさがある”と思ってもらえるように挑戦していきたいです」。

ビジュアル撮影では「儚く、強く」をイメージしたといい、「どこか儚さ、切なさもある物語だと感じているので、自分もその世界に入り込んでいけたら」と北原。男として育てられた女性・沖田総司を演じることについては「今までは女性として、特にかわいく生きなければいけない仕事だったので、まず、男として育てられた沖田総司を舞台上で生きられることがすごく楽しみです。難しい感情の多い役なので、本番が始まってからお客さんに気付かされる部分も多いだろうなとも思っています」。共通点は「全然ない」と笑い、「まず何かを背負って生きてきてない。明るく幸せに生きてきたので(笑)。そこは全然違いますよね。ただ、お芝居で別人の人生を歩むのはすごく楽しいです」。北原の初挑戦、どのような姿が観られるのか期待したい。

公演は7月7日(土)から30日(月)まで東京・紀伊国屋ホールにて。

取材・文:中川實穗

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