『次元大介の墓標』 目指したのは“ギラギラ感”

2014.6.18 11:8配信
『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を手がけた小池健監督

国民的アニメ『ルパン三世』シリーズの最新作『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』が東京・新宿バルト9での期間限定特別上映を皮切りに、全国9都市で順次公開される。2012年にテレビシリーズとして制作された『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』に続くスピンオフ第2弾。監督作『REDLINE』で世界進出を果たし、『…峰不二子という女』ではキャラクターデザインと作画監督を務めた小池健が満を持して、今作の監督、演出を手掛けている。

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「不二子からの流れもあったので、自分自身も監督、演出に関してはやる気満々で引き受けさせていただきました。光栄ですね」と小池監督。映画は孤高のガンマン・次元大介を主役に据え、知られざるルパン&次元のキャラクターと関係性の変化…いかに彼らが相棒になったかをドラマチックに描き出す。「目指したのはギラギラした感覚。お互いタイプが違うプロフェッショナルだし、出会ったばかりなので、いつ敵になるかも知れない緊張感を出したかったので。最終的には一匹狼だった次元が、チームプレイの快感を知るきっかけになるエピソードに仕上がったと思います」

圧倒的な画力で数々の作品を支え続けてきた小池監督。本作が目指す“ギラギラ感”は、荒々しいタッチの作画にも表れている。「アニメーションならではの洗練した線ではなく、モンキー・パンチ先生が初期に、鉛筆でグリグリと描かれていた劇画タッチの雰囲気を出せたらなと。もちろん、最終的にお客さんが目にするのが動画なので、テイストの共通認識をしながら、ワンカットワンカット丁寧にフィルムに投影させた。ファンの皆さんなら、グッときてもらえるはず」と自信をのぞかせる。

気になるのは『…峰不二子という女』『…次元大介の墓標』に続く新たな展開だ。「さらに次元を掘り下げるのか、(石川)五ェ門なのか、銭形警部なのか…。現段階で次回作は決まっていませんが、選択肢がたくさんあるので、不二子と次元で培った世界観でまだまだ(スピンオフを)制作していきたいですね。今のところは『ぜひ、楽しみにしてもらえば』とだけ言わせてください(笑)」

『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』
新宿バルト9にて6月21日(土)~27日(金) 期間限定特別上映
他、全国順次公開

※取材・文・写真:内田涼

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