こまつ座『てんぷくトリオのコント』 こまつ座『てんぷくトリオのコント』

お笑いトリオ我が家が出演する、こまつ座公演『てんぷくトリオのコント』が6月19日、東京・池袋のあうるすぽっとで開幕。初日前日には3人をはじめ、キャストと演出の青木豪が同劇場で会見を行った。

こまつ座『てんぷくトリオのコント』チケット情報

井上ひさしがてんぷくトリオ(三波伸介、伊東四朗、戸塚睦夫)のために書いたテレビ用のコントをもとに、ラサール石井が脚本・監修を手がける舞台。我が家の3人、坪倉由幸、杉山裕之、谷田部俊は1977年生まれで「リアルタイムでてんぷくトリオを見ていない」世代。「逆にその方がよかったのかな。見ていたらモノマネになっちゃうと思うんです」と坪倉。

3人はてんぷくトリオを演じることにかなりのプレッシャーを感じていたようで「伊東四朗さんにラジオでお会いしたとき、『僕らがやることを正直どう思いますか』と尋ねたら、『本当にうれしい』と言っていたいただけた」(坪倉)、「ホントよかった」(杉山)と安堵の表情で振り返る。それでは招待するのかと質問されると、坪倉は「伊東さんにはお金を払って見に来てもらいたいですね」と不敵なジョーク。これにあわてて杉山が「一番見ていただきたい方だろ」と突っ込む。

井上のコントは手強かったと明かしながらも、杉山が「稽古を重ねて、だんだん自分たちのものにできたのではないか」と手応えを話すと、坪倉は「完全に僕らのものですね。てんぷくトリオさんより僕らの方が稽古してますから」と断言。谷田部は「ウケるネタはキングオブコントに持って行きたい」と、まさかのパクリ発言で取材陣を笑わせていた。

7月6日(日)まで。その後、9月10日(水)から15日(月・祝)まで、かつて井上がコントを書いていたゆかりのストリップ小屋、フランス座を前身とする、浅草東洋館でも上演する。