玉の輿カップル、美女と野獣のカップルはこうして誕生する

容姿や社会的なステータスにおいてもまったく同じです。「マッチング仮説」と心理学では言いますが、気に入った人にアプローチをするのは、大抵自分と同じレベルの相手を選んでいる場合が多いのだとか。

となると「やっぱり自分の身の丈に合う人と付き合った方がいいんだ?」と思ってしまいますが、一見釣り合わないカップルでも上手くいくかどうかは、お互いの自己評価に大きく左右されるようです。

それこそ相手のレベルがあまりに高いと「それに比べて自分は……」と劣等感、コンプレックスを感じるもの。ですが、周りがどう思おうと臆することなく、「彼(彼女)となら絶対上手くいく」「一緒に成長していきたい」という気持ちが強ければ、それはお互いにとって“ふさわしい相手”と言えるのではないでしょうか。

 

趣味は合うに越したことはない?合わないとふたりの関係はどうなる?

恋愛をするうえで、相手と共通の趣味があるかないかの差は大きいですよね。あなたの身の回りにいるカップルも共通の趣味を持っていたり、あるいは自分の趣味を相手がきちんと理解してくれているケースが多くありませんか?

趣味が同じだと会話も増えて、考え方や嗜好も共有しやすいので関係も充実しやすいもの。ですが、例え共通の趣味がなくても「相手の趣味の話を聞いて、共感しようとする姿勢」があれば、ふたりの関係は十分上手くいくのでは?

心理学者ハインダーが説明する「認知的バランス論」でも同じことが触れられています。例えばアニメやマンガに対して、お互いがプラスのイメージを持っていれば、ふたりの関係も安定的に。反対に自分がプラスで相手がマイナスのイメージなら、ふたりは不安定な状態に陥りやすいそうです。

要は価値観の問題なので、相手の趣味に対して自分がどう感じられるかがキーポイントのよう。初対面のうちは相手に合わせがちなので、それが難しくなってくると、「彼(彼女)とは合わないのかも」と感じて別れを決意してしまうのかもしれません。