カシオ計算機が5月9日に発表した2018年3月期の連結決算は、売上高が3147億9000万円(前期比2.0%減)で、営業利益は295億6800万円(3.5%減)、経常利益は287億2600万円(9.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は195億6300万円(6.3%増)だった。

好調だったのは時計事業だ。35周年マーケティングの効果などにより、「G-SHOCK」シリーズの売上が中価格帯の「G-STEEL」を中心に伸長。とくに、中国のインターネット販売の加速が成長をけん引した。電卓も海外の学生向け関数電卓が引き続き好調に推移した。システム事業は安定した収益基盤を確保している。

一方、楽器は事業構造改革などにより一時的に低調に推移。デジタルカメラは新製品を投入するも、市場の大幅な縮小とコンパクトデジタルカメラ市場からの撤退に向けた費用計上により赤字が拡大した。

今後は、「G-SHOCK」のラインアップ拡充や新ジャンル製品の投入、インターネット販売の増強などを進めるという。これにより、19年3月期の売上高は3400億円(8.0%増)、営業利益は350億円(18.4%増)、経常利益は330億円(14.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は230億円(17.6%増)になる見通しだ。

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