宮澤佐江

そうなんです。「スタッフさんへの感謝は忘れない」という姿勢も学ばせてもらっています。

皆に「ありがとう」って言うんです。「昨日も夜中までありがとな」って。大道具チーム、照明チーム、映像チームそれぞれに言うんです。

五朗さんは、自分も舞台に立つ役者だから役者の気持ちもわかる。わかるからこそ、スタッフさんに意見も言える。そういう姿を見せてもらえている気がします。

「ここで、このライトを当てると客席が見えなくて踊りづらくなるから、こうじゃないライトを当てて」とか。皆がいる前で指示しながら作っていくんです。

そういう姿を見ているからこそ、「愛があるなぁ」って余計に感じて。

だから、絶対に間違えないで、しっかりやらなきゃいけないっていう思いが湧いてきて。

「スタッフさんがいてくれて当たり前」と、思いがちな気持ちを、地球ゴージャスは、スタッフさん1人ひとりに、感謝を述べたくなる感情にさせてくれるんです。

それは『クザリアーナの翼』のときも感じていたことで。

その経験があったから、自分の卒業コンサートを創ったときも、スタッフさんへの感謝の気持ちがあふれんばかりに湧いてきて、20分以上のスピーチをしてしまった。その理由は、たぶん、そこにあります!!

「スタッフさんへの感謝は忘れない」。それを五朗さんと、寺さんに教わりました。

ーーまず、自らがやって背中を見せてくれるんですね。

そうなんです。怒らないし、言ってほったらかしにするだけじゃないんです。

ーー自分より上の立場の人のそういう姿を見ると、自分もやらずにはいられない気持ちに自然となります。

本当にそうです。

スタッフさんも、「キツいけど、何とか方法を考えてやらなくちゃ」っていう思いになると思うんです。

スタッフさんも、「役者のために」というのはもちろんあるけれど、「五朗さん、寺さんのために」っていう気持ちが絶対あるんだろうな、ってすごく感じてます。

ーーそんな「愛」ある岸谷さんが書かれた今回の『ZEROTOPIA』は、封印された「怒り」がテーマにもなっていますよね。封印された怒りを解放して、試練を超えていく、サンディーのそのシーンがすごく印象的です。

キーワードですよね、封印! (第44回)

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