SNKブランドの40周年を記念したゲーム機「NEOGEO mini(ネオジオ ミニ)

SNKは5月10日、SNKブランドの40周年を記念したゲーム機「NEOGEO mini(ネオジオ ミニ)」を発表した。1990年にアーケードと家庭用ゲームプラットフォームとして誕生した「NEOGEO」のタイトルのうち、40作品を内蔵する。

本体には、3.5インチの液晶ディスプレイを搭載しており、テレビモニタに接続しなくてもゲームをプレイできる。日本やアジア地域で販売した日本版デザインと、北米や欧米などその他の地域で販売した海外版デザインを用意。日本版は、90年代に登場したNEOGEOのアーケードきょう体をモチーフに、青、白、赤の配色でデザイン。海外版は黒、白、青を基調にしたシンプルでモダンなデザインに仕上がっている。

サイズは高さ162×幅135×奥行き108mmで、手のひらに乗るコンパクトサイズ。重さは600g。電源ケーブルは付属するが、ACアダプタは市販の製品を利用する。接続端子は、HDMI端子、ヘッドホン端子、外部コントローラ端子×2を備える。

「NEOGEO」は、90年にSNKが発売したアーケード用と家庭用ゲーム機のプラットフォームの名称。当時、アーケード用ゲーム機のソフトウェアを従来の基板からROMカセット化し、自由にゲームを交換できるようにした独自のシステムが画期的だった。スーパーや駄菓子屋などにも設置され、人気を呼んだ。

SNKは、「今なお色褪せないNEOGEOの名作・傑作タイトルを、NEOGEO miniでぜひお楽しみください。なお、発売時期や収録タイトルなどの詳細については、今後発表いたしますのでご期待ください」とコメントしている。

任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」や「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に続き、18年にはセガゲームスが「メガドライブ ミニ(仮称)」を発売する予定だ。ここに「NEOGEO mini」が加わり、“ミニ”ゲーム機市場はさらに活性化しそうだ。