『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』 (C)2014『円卓』製作委員会

「ぴあ」調査による2014年6月20日、21日のぴあ映画初日満足度ランキングは、芦田愛菜主演、行定勲監督の『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』がトップに輝いた。2位に佐々木蔵之介、深田恭子が出演する歴史エンターテインメント『超高速!参勤交代』が、3位に福島在住の家族の葛藤と再生を描いた『あいときぼうのまち』が入った。

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1位の『円卓…』は、西加奈子の同名小説に基づくハートフルな人間ドラマ。出口調査では「愛菜ちゃんの自然な演技に泣かされた。家族の温かさが伝わってくる良い映画だった」「普通の小学生とはちょっと違った考え方をする主人公が成長していく過程が微笑ましく、小学生のころの自分を思い出した」「他人の気持ちがわかるようになった主人公の姿を通して、現代の大人たちが忘れてしまったことを描いている」「小学3年生だった昔を思い出して共感するシーンがたくさんあった。円卓と家族の描き方がいい」などの声が寄せられ20代から70代の観客から支持された。

2位の『超高速!参勤交代』は、参勤交代を命じられた小藩の殿様が資金も人も時間もない中で奮闘する姿を描いた歴史エンターテインメント。観客からは「笑ってジーンとくる人情味のある映画で、どの役者も味があってよかった」「キャラが活きている。喜劇の要素もあって、現代にも通じるテーマ性もよかった」「笑える時代劇で、幕府に対してものが言えない構図は今の現状に似ていると思った」「時代考証がよくできていて、人情味あふれる内容で涙が出た」などの声が寄せられた。

(本ランキングは、6月20日(金)、21日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)