部屋全体が動き出す!? 迫力のプロジェクション・マッピング「はじまりの部屋」

暗いトンネルを抜けた先は、白いキューブに囲まれた「はじまりの部屋」。キューブには、宇宙への憧れ、挑戦といった人類の宇宙への想いが記憶されています。ここでは、最新の“プロジェクション・マッピング”技術を使用し、古代から現在に至るまでの人々の宇宙への想いを部屋全体で表現。

「古代の宇宙観」「中世の宇宙観」「近世の宇宙観」「現代の宇宙観」といったさまざまな時代の宇宙観の映像が次から次へとキューブに現れ、最後には「記憶のコラージュ」に部屋全体が包まれます。


まだ地球が平たく平面だと思われていた古代の時代から、地球が宇宙の中心だと思われていた“天動説”の時代、宇宙への広がりをみせていく“地動説”の発見、天体望遠鏡の発展など、宇宙に旅立てない時代から人々は地上で星々を眺め、その研究に没頭し、想いを馳せてきました。そんな時代から描かれてきたイメージや計算式、そしてその研究によって宇宙に飛び立つことが出来た人類が撮影してきた映像など、膨大な記録がこの部屋には詰まっています。

屋外で観ることの多いプロジェクション・マッピングですが、屋内で体験できるのがTeNQならでは。全幅約20m、全高4.5mのプロジェクション・マッピングによる映像演出は約5分間。迫りくるような立体的な映像と音。部屋全体が動き出すようなその迫力に驚かされます。

 

  

部屋の中にはキューブ型の椅子が点在しているので、そこに座って映像と音に包み込まれるような体験をしたり、部屋全体を見渡せる後方から浮き上がる記憶を眺めたりと、違う視点から何度も楽しめるこの部屋。2回め、3回めと訪れるたびに、異なる“記憶”を発見できるかもしれません。

部屋全体に現れる、古代から現代まで人々が宇宙へ想いを馳せてきた「記憶と記録」。その情報に囲まれ、その中に入り込んでしまうような感覚を体験できるこの5分間は、気分をワクワクと盛り上げる、次のエリアへの序章です。