プロジェクター搭載の「HDR-PJ760V」(左)とハイエンドモデル「HDR-CX720V」

ソニーは、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」の新モデルとして、望遠時の手ブレを抑える「空間光学手ブレ補正」を搭載し、プロジェクターを内蔵する「HDR-PJ760V」やハイエンドモデル「HDR-CX720V」など6機種を、1月20日から順次発売すると発表した。価格はオープン。

全機種に、画素を解析してセンサの有効画素数の4倍の画素数で静止画を撮影する「全画素超解像技術」を搭載。デジタルカメラ並みのキレイな静止画を撮影できる。

また、ベーシックモデル「HDR-PJ210」以外の5機種には、風ノイズを自動で判別・低減し、人の声を際立たせて鮮明な音声を記録できる「アドバンストサウンドプロセッサー」を搭載する。

ハイエンド、ミドル、ベーシックのラインアップに、プロジェクター内蔵モデルを用意。投影サイズを前モデルの最大60インチから最大100インチに拡大し、大人数での視聴ができるようになった。

●歩きながらの撮影でも手ブレを抑える「HDR-PJ760V」「HDR-CX720V」

ハイエンドモデルの「HDR-PJ760V」「HDR-CX720V」は、新開発の手ブレ補正機能「空間光学手ブレ補正」を搭載。レンズからイメージセンサまでで構成するレンズユニットを空間に浮くように保ち、カメラ本体の振動がユニット部に響きにくいようにした。補正能力は、広角端から望遠端まで、すべての撮影範囲で前モデルの約13倍を実現し、望遠時に歩きながら撮影しても手ブレを大幅に抑えることができる。

両機種とも、総画数665万画素の1/2.88型裏面照射CMOSセンサを採用する。有効画素数は動画・静止画とも614万画素。発売日は3月9日。

「HDR-PJ760V」は、プロジェクター内蔵モデル。内蔵メモリは96GBで、サイズは幅107.5×高さ87.5×奥行き166.0mm(レンズフードを含む)。重さは約580g。カラーはブラック。実勢価格は14万円前後の見込み。

「HDR-CX720V」は64GBのメモリを内蔵。サイズは幅107.5×高さ87.5×奥行き161.5mm(レンズフードを含む)で、重さは約540g。カラーはブラック。実勢価格は14万円前後の見込み。

●有効502万画素のミドルクラスモデル「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」

ミドルクラスの「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」は、1月20日の発売。両機種とも、543万画素の1/3.91型裏面照射CMOSセンサを搭載し、有効画素数は動画・静止画とも502万画素。

「HDR-PJ590V」は、プロジェクター内蔵モデル。内蔵メモリは64GBで、サイズは幅90.0×高さ82.0×奥行き151.5mm(レンズフードを含む)。重さは約345g。カラーはブラック1色。価格はオープンで、実勢価格は10万円前後の見込み。

「HDR-CX590V」は、64GBの内蔵メモリを搭載。サイズは幅54.5×高さ64.5×奥行き128.0mm(レンズフードを含む)で、重さは約320g。カラーはボルドーブラウン、シャンパンシルバーの2色。価格はオープンで、実勢価格は9万5000円前後の見込み。

●カラーが豊富なベーシックモデル「HDR-PJ210」「HDR-CX270V」

ベーシックモデルとして、豊富なカラーバリエーションをもつ「HDR-CX270V」を1月20日に、プロジェクター内蔵の「HDR-PJ210」を2月17日に発売する。

「HDR-CX270V」は、総画数543万画素の1/3.91型裏面照射CMOSセンサを搭載し、有効画素数は動画・静止画ともに223万画素。内蔵メモリは32GBで、サイズは幅52.5×高さ55.0×奥行き122.5mm(レンズフードを含む)。重さは約205g。カラーはサクラピンク、プレミアムホワイト、ボルドーブラウン、クリスタルブラックの4色。価格はオープンで、実勢価格は6万5000円前後の見込み。

「HDR-PJ210」は、プロジェクター内蔵モデル。総画数150万画素の1/5.8型裏面照射CMOSセンサを搭載し、有効画素数は動画が131万画素、静止画が133万画素。内蔵メモリは8GBで、サイズは幅58.0×高さ56.0×奥行き114.0mm(レンズフードを含む)。重さは約210g。カラーはシャンパンシルバー、ブラックの2色。価格はオープンで、実勢価格は5万5000円前後の見込み。