写真左より、五味隆典、マーク・ハント、ロイ・ネルソン、堀口恭司、中井りん 写真左より、五味隆典、マーク・ハント、ロイ・ネルソン、堀口恭司、中井りん

6月26日、「UFC JAPAN 2014」の記者会見が行われた。メインイベントのマーク・ハント×ロイ・ネルソンや女子バンタム級のミーシャ・テイト×中井りん、フライ級・堀口恭司×クリス・アリアソの対戦カードとともに、五味隆典、山本”KID”徳郁、秋山成勲の参戦が発表された。

「UFC JAPAN 2014」チケット情報

2012年から3年連続となる日本大会の開催に、デイナ・ホワイトUFC社長は「MMA(総合格闘技)発祥の地とも言える日本に戻ってこられて大変うれしい」と興奮気味に語った。

メインを締めるふたりはともに無類のタフネスと強烈なパンチを兼ね備える。ハントが「ネルソンはグレートファイターだ。闘うことを楽しみにしている。勝ってダンスを披露するよ」と言えば、ネルソンも「マークのようなしぶといファイターと闘うのは楽しみ。俺は相手をKOするだけ。エキサイティングな試合になることは間違いない」とキッパリ。デイナも「マークもロイもこれまで素晴らしい試合を見せてきた。素晴らしいメインイベントになるだろう」と語った。

さらにデイナは山本KIDの対戦相手の候補に、ザ・カリフォルニア・キッドのニックネームを持つ軽量級のトップコンテンダーであるユライア・フェイバーの名前を挙げた。日米KID対決と言えば、格闘技ファン垂涎のビッグマッチである。正式発表が待たれる。

日本人ファイターたちも意気込みを語った。4月の判定勝利でUFCでの戦績を4勝4敗としたPRIDE初代ライト級王者・五味隆典は「上位ランキング、タイトル戦線に絡んでいけるようにしたいので、日本のファンも納得するような相手をリクエストしている。今まで以上のコンディションを作る」と必勝を期す。堀口も「エキサイティングな試合を見せる」とファンに約束した。

UFC初戦にして、バンタム級3位のテイトと対峙する中井は「UFCは私にとって未知の世界なので、初心に戻って闘いたい」と慎重な姿勢を崩さない。16勝1分と日本のバンタム級トップに君臨する中井が、世界のトップを相手に勝利を奪えるか、期待が集まる。

また、記者会見では対戦カードと出場予定選手とともに、UFCがVTJと新プロジェクトをスタートさせることが発表された。修斗のカリスマ・佐藤ルミナが「UFCは日本の格闘技をリスペクトしてくれている。日本の格闘技界のターニングポイントとなる大会になると思う」と展望を語った。

「UFC JAPAN 2014」は9月20日(土)・さいたまスーパーアリーナでゴング。チケット発売中。