安田顕が尊敬する佐藤二朗とふたりで134役に挑戦

2014.6.27 17:25配信
安田顕 安田顕

ヒッチコックの映画『三十九夜』を原作に、2005年にイギリスで舞台化。各国で上演され続けている傑作コメディ『THE 39 STEPS』が、「勇者ヨシヒコシリーズ」などで知られる福田雄一の手により上演される。そこで出演者の安田顕に話を訊いた。

『THE 39 STEPS』 チケット情報

安田と言えば舞台『スマートモテリーマン講座』ほか、今やすっかり福田作品に欠かせない存在。「現場にまた呼んでいただけるというのは、やっぱり役者にとって大きな喜びですよね。僕ら役者はあくまで一駒でしかありませんから。常に遊びがいのあるおもちゃじゃないといけないと思いますし、飽きられないおもちゃでありたいなと思うんです」

物語の舞台は1935年のロンドン。退屈な日々を過ごしていた主人公が、謎の女と出会ったことから、ある事件に巻き込まれていく。出演者は渡部篤郎、水川あさみ、佐藤二朗に安田を加えた4人のみ。しかも安田と佐藤は、ふたりでなんと134役を演じることとなる(4人で合計139役)。「尊敬する二朗さんと、こういった役でご一緒できるのはとても嬉しいです。ほら、チラシ画像の二朗さんを見てください。その視線の向こう、何もないでしょ?(笑) そこがやっぱり二朗さんの魅力なんですよね。で、僕の視線の先には…、あっこれまた何もないな(笑)。ペラッペラですね。でもそうでもなければ、134役も演じられません!」

『THE 39 STEPS』の前に安田は、『安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。』というひとり芝居に挑戦している。芝居や落語などさまざまな“語り”の手法を用い、ひとつの物語を安田ひとりで表現するというものだ。一見まったく別物に思える2作品だが、実はある狙いが隠されており…。「僕は自他ともに認める不器用な男。そんな人間が、134役もできるのか?という不安がありまして…。だったらある程度無理をして、心臓に少しでも毛を生やしておいた方がいいんじゃないかと。もちろん自分のやりたいことでもありますが、今回のお話をいただいた時、よりひとり語りをやっておきたい!という思いが強くなったんです」

公演を通しての楽しみを尋ねると、「多すぎて絞れないですよ」と安田。「『THE 39 STEPS』自体に起こることが、きっと喜びになっていくと思います。そしてそんな経験を与えてくださった福田さん、何よりお客さまに感謝をしたいですね。共演者の皆さん、さらにお客さまとひとつの空間をつくり上げる。目に見えないバイブスを十二分に味わっていくことが、僕にとっての楽しみです」

公演は10月23日(木)から11月3日(月・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後、宮城、大阪、愛知、福岡でも上演。チケットの一般発売は6月29日(日)午前10時より。チケットぴあでは一般発売直前先行を6月27日(金)午後6時より受付。

取材・文:野上瑠美子

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