浅野忠信、31年ぶり快挙に「間違いなかった」

2014.7.1 12:34配信
『私の男』緊急会見の模様

熊切和嘉監督の最新作『私の男』が第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門で最優秀作品賞と最優秀男優賞をダブル受賞した。6月28日(現地時間)発表。30日に都内で緊急記者会見が行われ、最優秀男優賞に輝いた浅野忠信、共演する二階堂ふみがトロフィーを受け取った。

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同映画祭で日本映画が最優秀作品賞に輝くのは、第21回(1999年)の新藤兼人監督作『生きたい』以来15年ぶり。日本人俳優が最優秀男優賞を受け取るのは、加藤嘉さんが第13回(1983年)に『ふるさと』で受賞して以来31年ぶりの快挙となった。今年度のコンペティション部門には日本映画としては『私の男』1本が選出されていた。

浅野は銀色に輝くトロフィーを手に「いい重みですね」としみじみ。「海外で評価されるのは不思議な感覚で、ちゃんとみなさんに届いたのは正直ビックリ」としながらも、「うれしいとしか言いようがない」と喜びを爆発させた。また、海外での俳優経験を振り返り「いろんな国の人たちと仕事することで学んだ姿勢や情熱を、自分なりに繰り返してきた。今はそれが間違いなかったと噛みしめている」。さらに「今後どこまでいけるか楽しみ。いいチャンスをもらったので、この気持ちを持続させるのが課題」とも語った。

原作は第138回直木賞を受賞した桜庭一樹のベストセラー小説。流氷がやってくる北海道と東京を舞台に、自然災害で孤児になってしまった少女・花(二階堂)と、彼女を養女として引き取った男・淳悟(浅野)の愛を、長い年月と移りゆく季節の中で描きだす。

浅野にとっては「強い思いで臨んだ、存分にのめり込んだ役」だといい、「ふみちゃんがいなければ、まったく違うものになっていたはず」と共演した二階堂に感謝の意。二階堂は「私にとっては尊敬する映画人。言葉ではなく、背中で大切なことを教えてくださった」と敬意を表した。

現在、台北の映画祭に参加している熊切監督はスカイプでの会見出席となり「まだお話できないが、次回作の構想もある。これからも覚悟をもって、作品づくりに臨みたい」と今回の快挙を機に、決意を新たにしていた。

『私の男』
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