佐々木蔵之介

時代劇コメディ『超高速!参勤交代』のヒット御礼舞台あいさつが1日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の佐々木蔵之介が登壇。お笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦と岡田圭右が応援に駆けつけた。佐々木と増田はサラリーマン時代の同僚で、「増田は昔から情に厚い男。応援に来てくれるなんて、めちゃめちゃうれしい」(佐々木)と感激していた。

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徳川吉宗が将軍を務めた江戸時代中期を舞台に、通常8日かかる道のりを「5日以内に江戸へ参勤せよ」と命じられた弱小貧乏藩が、知恵を絞った奇策で不可能なミッションに挑む姿をユーモラスに描く歴史エンターテインメント。佐々木は主人公・内藤政醇を演じる。6月30日現在、興行収入6億3239万円、動員52万人を記録している。

大阪の広告代理店に同期入社した佐々木と増田。しかし、夢を追って佐々木は2年半、増田は9か月という“高速”で退社したという。「先に会社を辞めた僕に、蔵之介が相談してきた。自分としては背中を押したつもりだけど、蔵之介は覚えていないみたいで…」(増田)、「新人賞を取るし、M-1でグランプリになるしで『すっげえな』と思っていた」(佐々木)。

また、佐々木は「初めて主演した『間宮兄弟』が公開される時、ラジオ番組に呼んでくれて宣伝させてくれた」と感謝しきり。増田も「ホンマの相方です」と佐々木との絆をアピールしたが、実際の相方である岡田は「こっちがリードしていたのに。追い越し車線に入るのは早い」と悔しそうな表情だった。

『超高速!参勤交代』
公開中

取材・文・写真:内田 涼