<体力増強>
鶏肉はグルタミン酸やメオニチンといった必須アミノ酸をたくさん含んだ良質のタンパク質食品であるとともに亜鉛なども多く含んでおり、体力をつけたり美容を保つのにピッタリです。

ブドウと鶏肉を食べ合わせる事によってブドウのクエン酸がエネルギー代謝を活発にし、鶏肉のタンパク質成分や亜鉛成分が強壮効果を与えてくれるのでスタミナがつきます。
 

<整腸作用>
ごぼうには、強い抗酸化力を持ち、肌の張りを保ち、炎症を抑え風邪・肌荒れ予防効果があるタンニンや便や排泄物が腸内にとどまっている時間を短くし排泄を促進する肥満・便秘予防効果があるイヌリンも含まれているため、温性の鶏肉と一緒に食べると整腸作用を引き出します。

 

<消化吸収>
鶏肉と大豆を一緒に食べると、鶏肉に含まれるメチオニンというアミノ酸の消化を大豆のビタミンB6が助けてくれます。

 

<胃腸を丈夫にする>
鶏肉と大根、キャベツ、もやし、トマトなどを食べると胃腸を丈夫にしてくれます。その中でも、もやしは豚肉の脂を分解してくれます。

 

また、大根には、ジアスターゼ・カタラーゼ・オキシターゼなどの消化酵素を多く含んでいます。この酵素には胃腸の働きを整えてくれます。
 

この他にも、私たちが普段食べている食べ合わせはとても理に適っているものが多くあります。例えば、焼肉と大根おろしを一緒に食べたりしますが、大根おろしは血液をサラサラにする働きがあるとされていることから、肉類などの脂っこいものと一緒に食べるとよいんですね。

また、賛否両論の酢豚にパイナップル。これもよい食べ合わせなんです。パイナップルにはブロメリンと呼ばれるタンパク質を分解する酵素が含まれており、これは肉類を柔らかくして、消化を良くする働きがあります。その効果は、パイナップルの芯や皮の上に調理前の硬いスジ肉を乗せると、柔らかくなるというくらいです。

それから、ハンバーグやステーキの付け合わせで出てくるクレソン。クレソンには、ビタミンA、Cが多く含まれ、カルシウムやリン、鉄分、カリウムなどのミネラルもたっぷり。お肉と一緒に食べる事で不足しているビタミンを補うと共に、消化促進や血液酸化防止にも効果がある頼れる野菜です。残してしまう人もいるかもしれませんが、是非食べてください!


今回、ご紹介したように、お肉料理の付け合わせを考える時に、食べ合わせを考えて作ると体に良いお肉の食べ方を実践することができます。

何も考えず、ただうまい肉を頬張りたいという人も、是非、今回ご紹介した情報をちょっと思い出してみて下さいね。
お肉のよさを引き出してくれる食べ物を一緒に摂れば、きっともっとお肉がおいしくなる!

さあ、体にもおいしいお肉ライフを過ごしましょう~。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。