そんな名作長編に対して、購入する読者は、こんな感じでいたと思う。
(1)名作であるゆえ、興味はあった。
(2)しかしながら、書店に行っても全巻揃ってない場合もあった
(3)長編ゆえ、金額的に躊躇していた。
(4)長編ゆえ、購入しても置き場所に躊躇していた

 



あずみ42
これも長かったね。もちろん名作だし。『グラップラー刃牙』同様続編もやってるし。
 

その点
電子書籍だと
(1)価格的にも買いやすい
(2)全巻揃っている
(3)つまり大人の一気買いができる
(4)一気買いしても置き場所に困らない

ちなみに今回はパソコン・iPad・スマートフォン(iPhone/Android)部門の
ランキングも発表されてたんだよね。

パソコン部門
1 静かなるドン 新田たつお
2 ゴルゴ13 さいとう・たかを
3 美味しんぼ 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
4 グラップラー刃牙 板垣恵介
5 ジパング かわぐちかいじ
6 エンジェル・ハート 北条司
7 あずみ 小山ゆう
8 頭文字<イニシャル>D しげの秀一
9 バキ 板垣恵介
10 魁!!男塾 宮下あきら

 



パソコン部門のトップ3は
第1位は『静かなるドン』
第2位は『ゴルゴ13』
第3位は 『美味しんぼ』

うむっ、まっさに、名作にして長編の3本。それも親父世代にフィットする作品だもんなぁ。
だからパソコン使ってるよね、親父たち。だから支持高しだよね。

 


iPad部門
1 ジパング かわぐちかいじ
2 ゴルゴ13 さいとう・たかを
3 美味しんぼ 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
4 ブッダ 手塚治虫
5 静かなるドン 新田たつお
6 グラップラー刃牙 板垣恵介
7 宇宙兄弟 小山宙哉
8 沈黙の艦隊 かわぐちかいじ
9 頭文字<イニシャル>D しげの秀一
10 バキ 板垣恵介

 

iPadでは、『ジパング』が1位。
コレなぜかというと、
(1)今年3月に講談社全作品がiPhone/iPadで利用できるようになった。
(2)しかも『ジパング』が今年完結巻がリリースされた
という、大きな流れととその流れに生まれたタイムリーさが
モロ反映された結果となっているという感じ。
ちなみにipad部門でも『ゴルゴ13』と『美味しんぼ』と『静かななるドン』強し。
親父はipad買うカネあるもんな。


スマートフォン(iPhone/Android)部門
iPhone/Android
1 グラップラー刃牙 板垣恵介
2 ノ・ゾ・キ・ア・ナ 本名ワコウ
3 静かなるドン 新田たつお
4 My Pure Lady 原作:とみさわ千夏 作画:八月薫
5 バキ 板垣恵介
6 美味しんぼ 作:雁屋哲 画:花咲アキラ
7 ブッダ 手塚治虫
8 ジパング かわぐちかいじ
9 頭文字<イニシャル>D しげの秀一
10 宇宙兄弟 小山宙哉 

『My Pure Lady 8』


これまた総合ランキング同様、『グラップラー刃牙』が第1位に。
なんでもスマートフォンでは 驚異的なダウンロード数を記録したとのこと。

第2位の『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』と第4位に『My Pure Lady』は、いわゆるアダルト漫画。やっぱパソコンやipadじゃないよね。
見るならスマホだわな、やっぱり。
第10位には映画化された『宇宙兄弟』もはいってます。

 


上記3本は他のデバイスでは10位以内に入っていない作品。

スマートフォンのユーザー層が、パソコンやiPadとは 作品選定において異なる嗜好性があるのでしょう。
あと、ちょっと隠避に読みたい作品は、やっぱスマホだしね利便性があるのでしょう。ちなみ同社はアンドロイド端末とiPadに配信して以来、実績大爆発。

08年に累計冊数が500万冊であったのに対して、昨年1月では1000万冊をらくらく突破。
今後はスマホで読まれるマンガが、全体の売行き、トレンドに大きな影響を残すのだろうなぁ。

おおさわ・なおき 編集者歴20年強。趣味は、読書と落語とお笑いとスポーツ観戦(特にプロ野球と大リーグ、メジャーリーグなんていいません、大リーグです)を深く愛する。おまけにねこも深く愛しております。

 

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