アシュトン・カッチャー主演で2005年に公開されたSFサスペンス映画『バタフライ・エフェクト』をめぐって訴訟が起こった。原告は、ベンダースピンク社。被告は、フィルムエンジン・エンターテインメント社、ルーレット・エンターテインメント社、ハイワイア・フィルムズ社、プロデューサーのアンソニー・ルーレン。

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訴状によると、ベンダースピンクは、『バタフライ・エフェクト』の収益の50%を受け取る契約だったが、被告は、映画は赤字で儲けが出なかったと報告していた。しかし、2012年に、ベンダースピンクは映画が黒字で、配給のニューライン・シネマも十分な支払いを受けていたと知ったという。ベンダースピンクはフィルムエンジンに詳細な経理書類を見せてほしいとリクエストし続けたが無視されたため、訴訟という手段に出たそうだ。

『バタフライ・エフェクト』の世界興行収入は9600万ドル。製作予算は1300万ドルだったが、宣伝広告費は含まれていない。

文:猿渡由紀

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