習い事を始める前の心構え

最後に、習い事を始める前の心構えも書いておきましょう。

体験レッスンを必ず受ける

体験レッスンで、「やりたくない」と言うならその時はあきらめましょう。

どうしてもやらせたい習い事なら、子どもが興味を持つようにフォローしてから、時期を変えて再度トライするといいでしょう。嫌がることを無理にやらせても効果は期待できません。

やると決めたら3ヵ月は続けてみる

習い事は大体1週間に1回か2回です。1週間経つと前に習ったことは半分以上忘れています。ですから、その習い事がある程度わかるようになるのには3ヵ月くらいかかると思ってください。

体験を受けて子どもが「やってみる」と言うなら、最低3か月は続けてみましょう。面白くなってくるのは6ヵ月くらい過ぎてからだと思います。そのことを子どもにも最初に伝えておきましょう。

習い事にもタイミングがある

子どもの心身の成長具合や環境など、何事にもタイミングがあります。

親がやらせたいと思っても、子どもの準備ができていないこともありますし、やり始めたものの、まだ時期尚早だったということもあるでしょう。

はじめ時があるように、辞め時もあります。

もちろん、やり始めたなら無理にでも続けさせることのメリットもないわけではありませんが、往々にしてお金と時間の無駄になりがちです。

大切なのは、子どもが興味を持って楽しんで取り組めるかどうかです。

まずは、このポイントで判断しましょう。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」