ジブリ鈴木氏、『思い出のマーニー』を選んだ理由

2014.7.8 17:47配信
「思い出のマーニー×種田陽平展」のauキャンペーン概要発表会見の模様

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが7日、都内で行われた「思い出のマーニー×種田陽平展」のauキャンペーン概要発表会見に出席し、ジブリ最新作『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)について公の場で初めてコメント。「麻呂(米林監督の愛称)が映画を作りたいというので、直感でその場にあった『思い出のマーニー』を手渡した。映画化は難しい話だが、どう料理するかは麻呂次第だなと思った」と舞台裏を明かした。

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英国の作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を基に、海辺の村で暮す老夫婦にあずけられた少女・杏奈が、不思議な少女マーニーとの交流を重ねて、ある秘密を分かち合う姿を描く。米林監督にとっては2010年に公開された『借りぐらしのアリエッティ』以来、2本目のメガホン。舞台はイギリスから、日本の北海道に移されている。

鈴木氏は昨年、長編アニメからの引退を表明した宮崎駿監督についても言及し、「実は毎日、ジブリに出社しています。本人は『口も出さない、手も出さない』と言うが、やっぱり手を出してくるし、足も出してくる(笑)。でも宮さんが口を出すのは、いつも男女の物語なんです。でも『思い出のマーニー』は女の子同士のお話で、手の出しようがない。そのあたりは計算通りでしたね」と話していた。

先月末に完成したばかりの本編を「二人の巨匠(宮崎監督と高畑勲監督)に比べると、製作期間は半分。よくぞこれだけの作品が完成したなと思う。久しぶりにジブリの身近な魅力が帰ってきたという感想。途中くじけそうになった時期もあったようだが、よくぞ頑張ってくれた」と“次世代ジブリ”の第一歩に誇らしげだった。

7月27日(日)からはKDDI協賛で、本作で美術監督を務めた種田陽平氏が映画の世界観を再現する「思い出のマーニー×種田陽平展」が江戸東京博物館で開催される。

『思い出のマーニー』
7月19日(土)から全国ロードショー

「思い出のマーニー×種田陽平展」
7月27日(日)から開催

取材・文・写真:内田 涼

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