宝塚星組・柚希礼音、久しぶりの“敵役”に意欲

2014.7.9 13:30配信
柚希礼音 撮影:奥村達也 柚希礼音 撮影:奥村達也

『The Lost Glory-美しき幻影-』で宝塚歌劇星組トップスター柚希礼音が挑むのは、久しぶりの“敵役”だ。本作はシェイクスピアの『オセロー』をイメージモチーフに男女の愛憎を描いたミュージカル。柚希は専科の轟悠演じる主人公に復讐心を燃やす男、イヴァーノ・リッチを演じる。

『The Lost Glory-美しき幻影-』 チケット情報

「敵役は2008年に上演した『THE SCARLET PIMPERNEL』以来です。この公演でしかできないことなので、楽しんでやりたいです。イヴァーノは、ひとりでいる時と、貶めようとする人と接している時の表情が全く違うんです。優しい顔を見せて信頼させておきながら、実は…という展開なので、そこを面白く見せたいと思っています。参考のために『オセロー』を見ると、この役の元になったイアーゴって最悪だなぁって(笑)」

また、7年ぶりの轟との共演にも力が入る。「稽古場に轟さんがいらっしゃるのがとても新鮮。私があまりにも『思い切ってぶつかっていきます!』と言いすぎて、轟さんに『救急車で運ばれそうだからやめて』と言われてしまいました (笑)。私だけではなく、星組生みんなが轟さんからたくさん学ぼうとしています」

振付にはブロードウェイ・ミュージカルの振付なども手掛けるグスタヴォ・ザジャック氏を迎え、衣装はアルマーニのスーツを着用。アメリカンムード漂うステージになりそうだ。「新しい空気が稽古場に流れています。タンゴをもう一度基本から教えてくださり、リラックスしながらエネルギーを出すということを学んでいます。スーツ物もすごく久しぶりなので、アメリカンな雰囲気も楽しんでいただきたいですね」

後半の『パッショネイト宝塚!』はラテンショー。夏にぴったりの熱いステージが展開される。「『ノバ・ボサ・ノバ』よりも黒く塗って、ブラジルの土着的な雰囲気を出したいです。挑戦としては、ブラジルの国技の“カポエイラ”を取り入れたシーン。みんながひたすら回し蹴りをするのですが、それがすごく大変! 筋肉がないとできないので、毎日稽古場ではインナーマッスルを鍛えるトレーニングをしています(笑)。幕開きには、スーツとソフト帽のスタイルで、ひとりで踊らせていただくので、そこも楽しみにしてください」

公演は7月18日(金)から8月18日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、9月5日(金)から10月5日(日)まで東京宝塚劇場にて。チケットは兵庫公演が発売中、東京公演は8月3日(日)午前10時より発売開始。

取材・文:黒石悦子

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