来日会見の模様

ディズニーアニメ『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』を手掛けたボブス・ガナウェイ監督とプロデューサーのフェレル・バロン氏が10日、都内で来日会見を行った。大ヒットを記録した『アナと雪の女王』に続くディズニーの新作にあたり「タイトルにあるように、炎が大暴れする作品だから、雪や氷を溶かしてしまうかもしれないよ」(ガナウェイ監督)と自信を示した。

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飛行機を主人公に描いた『プレーンズ』の続編。世界一周レースのチャンピオンになる夢をかなえた主人公・ダスティは故障を機に、大自然で活躍するレスキュー隊に入隊。新人隊員として厳しい訓練を重ねるある日、大規模な山火事が発生し、仲間たちとともに命がけの救助活動に乗り出す。

ガナウェイ監督は「今回、ダスティは新たな人生の目的を見出そうとしているんだ。今までは自分のために戦ってきたけど、今度は他人のために命を張るんだ」と主人公の変化と成長をアピール。森林火災やそれを防ごうとするレスキュー隊のリアルさにこだわったといい「大切なのはリサーチ。取材や見学からインスピレーションを受けて、ストーリーを作るんだ」と話していた。

一方、バロン氏は「日々、命をかけて勇敢に戦う消防士に捧げた作品なんだ。ユーモアたっぷりで、エキサイティングなアクションもある。熱いハートが詰まった夏休みにぴったりの映画だよ」とアピール。消防救助ヘリコプターや水陸両用艇、軍事輸送機など個性豊かな飛行機たちが活躍し、「機体はもちろん、それを操縦する人間の性格もキャラクターに盛り込んだ。空を飛んでいるときは飛行機、地上にいるときはまるで人間に見えるよう意識した」とキャラ作りの秘けつを明かした。

会見には前作に続き、ダスティ役の日本語吹き替え声優を務める瑛太、ダスティの仲間である水陸両用飛行艇のディッパー、障害物を一掃するレーキ器機搭載車のパインコーンをそれぞれ演じるお笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜と箕輪はるかが駆けつけた。

『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』
7月19日(土)ロードショー取材・文・写真:内田 涼