業界初、冷蔵・チルド・冷凍の3モードを切り替えられるファン式冷凍庫「COOL CABINET」

アクアは5月16日、前開きフリーザーとしては業界で初めて、冷蔵・チルド・冷凍の3温度切り替えが可能なファン式冷凍庫「COOL CABINET(クール キャビネット)」を発売した。表面は光沢のある黒いガラス素材のデザインで、キッチン以外の空間にも調和するよう設計した。

COOL CABINETは、冷凍室の容量不足を解消する冷凍庫や、ホームパーティーなどで新鮮な料理を保存する大容量のチルド室、寝室や書斎などに置く冷蔵庫といった、季節や用途に応じて3モードを使い分けられる。

メインの冷凍冷蔵庫を補う使い方について、アクア マーケティング本部冷蔵庫企画グループの山本陽護氏は、「共働き世代の増加により家事の時間が減少するなか、冷凍食品やホームフリージングを活用する家庭が増えてきた。ときには、冷蔵室や冷凍庫に入りきらない場合もあるだろう。そんな時に役立つ」と説明する。

キッチン以外に置くニーズについては、「キッチンに誰かいるときや、夜中に目覚めてふと飲み物を飲みたくなったとき、リビングでくつろいでいるときなど、キッチンの冷蔵庫まで行くのを面倒に感じることがあるはず」と指摘。「リビングの近くにあれば、ホームパーティーなどでも料理や飲み物をすぐに取り出せる保管場所として活躍するだろう」と述べた。

このほか、急速冷凍機能やドアを閉めたまま操作ができるタッチパネルを搭載。天面には耐熱100℃のガラステーブルを採用しているため、上に電子レンジを設置できるという。モードの切り替えには3~5時間かかる。サイズ別の税別想定価格は、定格内容積134L(AQF-GS13G)が高さ1310×幅503×奥行き598mmで6万円前後、153L(AQF-GS15G)が高さ1185×幅503×奥行き598mmで7万円前後の見込み。