「Yahoo!エンディング」の画面イメージ

ヤフーは、7月14日、鎌倉新書の協力で、人生の最期(ライフエンディング)に関連する総合ポータルサービス「Yahoo!エンディング」を開始した。

2014年5月に開始した「ヤフーの葬儀手配」に続き、サービス領域をさらに拡大。家族の死だけでなく、自分の死を含めたライフエンディングの課題を解決するサービスとして「Yahoo!エンディング」を提供し、もしものときに備えるライフスタイルを提唱する。

自身が死亡したときに備える「生前準備」、葬式の総額見積もりをオンライン上で確認して手配する「葬儀手配」、相続税や遺言状などの基礎知識を学ぶほか、インターネット経由で専門資格者に依頼できる「相続・遺言」など、五つのカテゴリのコンテンツで構成する。

「生前準備」では、自分が死亡した際に最大200名に向けて送付するメッセージを、あらかじめ個別に作成しておくことができる。なお、メッセージをサーバーに保管しておく料金は、税別月額180円。Yahoo!プレミアム会員は無料で利用できる。

「Yahooエンディング」は、公的証明書(火葬許可証)をもとに利用登録者の死亡を確認し、利用登録者の「生前準備」内容を実行する。なりすましの遺言メールの誤送付などの心配をせずに、安心して生前準備ができる。

また、生前に登録しておいた友人・知人などに共通のお別れメッセージを表示し、訪問者が追悼メッセージを残すことができるメモリアルスペースを装備。自分の生きた証しを自分の死後も残すことができるようにした。

さらに、生前に利用していた「Yahoo!ウォレット」の課金を死亡が確認できた段階で停止する機能や、「Yahoo!ボックス」のデータ削除など、Yahoo! JAPANユーザーから要望が多い機能を実装した。

サービス提供に伴い、10月4日公開の映画『蜩ノ記』(配給:東宝)との映画公開記念キャンペーン連動企画として、愛する人に残したい言葉を募集する。優秀賞の賞品は、映画『蜩ノ記』劇場鑑賞券、特製日記帳「蜩ノ記」。最優秀賞には旅行券10万円分もプレゼントする。募集期間は、7月14日から9月15日(当日消印有効)。ハガキの表面に名前、住所、電話番号を、裏面に愛する人に残したい言葉を記入して応募する。受賞者は、9月下旬に映画『蜩ノ記』公式ホームページで発表する。応募の宛先や詳細は、キャンペーンサイトで確認できる。