喉が乾いたから"水"ではダメ?!

汗をかいたときに喉が渇くのは、減った分の水分を取り戻そうとする、体の働きによるもの。「喉が渇いた」と感じたときは、すでに水分不足と言われますから、失われていく水分をこまめに補うことが大切です。

では、汗をかいたときには何を飲めばよいのでしょう?
「水」でしょうか? それとも「お茶」?

私たちの体内は常に一定のイオン(電解質)バランスで保たれていますが、汗をかくと、体の中の水分と一緒に、ナトリウムやカリウムなどのイオンが外に流れ出します。その状態で水を飲むと、体液が薄まってしまいますから、自衛手段として水を飲みたくなくなるそうです。

また、余分な水分を外に排出しようとするので、せっかく補給した水分が尿として出ていき、逆に水分不足となってしまうとか。これを「自発的脱水」と呼ぶそう。

よく「水やお茶だけではダメ」と言われるのはそのため。水分だけでなく、ナトリウムなどさまざまなイオンを補給しないと、体内のバランスが崩れたり、自発的脱水を招いたりするのです。

"糖質"や"イオン"も一緒にとるのが効果的

失われたナトリウムやカリウムを補給するために、「キュウリの漬物や梅干しを食べる」、といった昔ながらの方法もあります。しかし「手軽さ」という点でおすすめなのが、イオン飲料の「ポカリスエット」。なにしろ、どこにでも持ち運びができ、いつでも飲めるのです。

ポカリスエットがおすすめな理由は、まだあります。
体液に近い水分組成でできているため、吸収されるスピードが速いのです。

ナトリウムと糖質、そして体液に近いイオンが含まれていることもポイント。
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◆水分をすばやく吸収できる
ブドウ糖は、ナトリウムと同時に摂取すると速やかに吸収され、水分の吸収も促進すると言われています。ポカリスエットは、100mlあたり49mgのナトリウムを含んでおり、さらに糖質が入っているため、効率的に水分を吸収でき、エネルギー源となるのです。
日本体育協会でも、熱中症対策として0.1~0.2%の食塩(100mlあたり40~80mgのナトリウム)と糖質を含む飲料を推奨しています。

◆汗に近いバランス
ポカリスエットには、ナトリウムのほか、カリウム、カルシウム、マグネシウムといったイオンが、体液に近い組成バランスで含まれています。そのため、汗をかいて失われた水分とイオンをスムーズに補給できるのです。
また、水と比べて体の外に排出されにくいため、体内の水分量をすばやく回復でき、長い時間体をうるおすことができるとか。

スポーツや海水浴、登山、キャンプなどのレジャー、長距離ドライブなど、親子でアクティブに過ごしたい時にはもちろんですが、日常生活での水分補給にも役立ちます。一度にたくさん摂取するよりも、少しずつ、回数を多く飲んだ方が効果的。