『幕末高校生』トークイベントに登壇した玉木宏

俳優の玉木宏が主演作『幕末高校生』の公開を記念して23日、自身が演じた勝海舟の生まれ故郷である墨田区の高校でトークイベントを行った。自身の高校生時代を「バイトばっかりで、学校にはあまり行かなかった(笑)」「当時は体重が80キロくらいあって、ポチャっとしてましたね」と明かし、参加した約300人の生徒たちは興味津々だった。

その他の写真

映画は、幕末の江戸を舞台に、町を戦火から守ろうとする勝海舟が、未来からやってきた高校教師(石原さとみ)らと大騒動を巻き起こす新感覚時代劇エンターテインメント。過去にも坂本龍馬や織田信長といった歴史上の偉人を演じた経験をもつ玉木。本作での役作りは「人間味を意識した」といい、「弱さや葛藤を見せて、一生懸命に時代を生きる姿を演じたかった」と語った。

女子生徒から「今の高校生はどう見えますか?」と質問されると、玉木は「いろんな情報が簡単に手に入る時代なので、僕らの世代に比べると賢い人が多いイメージですね。言いたいこと? ぜひ遊ぶだけ遊んでほしいですね。そこから得ることもあるし、のびのびやってほしい」とメッセージを送った。

また、国際弁護士や小学校教師など“将来の夢”を語った生徒らに対しては「信念を強く持てば、きっと叶うはず。夢や目標があること自体、一番の強みですから、あきらめずに突き進んでほしい」と勝海舟顔負けの熱いエールで、イベントを締めくくった。

『幕末高校生』
7月26日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼