『複製された男』

ジェイク・ギレンホール主演の映画『複製された男』が18日から日本で公開されている。平凡な大学講師の前に、自分とそっくりな見た目の男が出現したことからはじまるミステリー作品だが、公開前から「一度では見抜けない」「2度観たくなる!」の声が関係者から多くあがっており、映画公式サイトには鑑賞後に楽しめる“ネタバレ”サイトが用意され、アクセス数が増加しているという。

本作は、平凡な大学講師のアダムがある日、同僚に勧められた映画に“自分にそっくりな男”を見つけたことから始まる衝撃作。映画に出演していたアンソニーは何者なのか? 彼はなぜアダムと同じ姿をしているのか? ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説を『灼熱の魂』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した作品だ。

本作は、公開前から“何度も観たくなる映画”という評価が多く寄せられていた。そこで、配給会社は公式サイトに観賞後に読むことでさらに理解が深まる“ネタバレ”サイトを設置。監督や主演のギレンホールからのメッセージが掲載されているほか、観客が自身の解釈を投稿できるサイトになっており、公開後にアクセスが増加。観客の書き込みも順調に伸びている。また、公開劇場では作品をより深く楽しもうと原作本やパンフレットを購入する観客が多いという。

一部の上映劇場では入場券の半券を提示すると2回目の観賞料金が1000円になるリピーター割引キャンペーンを実施しており、今後もさらなる動員増が期待できる。

『複製された男』
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