佐藤健と武井咲

俳優の佐藤健が23日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた主演作『るろうに剣心 京都大火編』の完成披露試写会に出席し、駆けつけたファン4000人に完成した本作をお披露目した。「撮影中、(完成まで)たどり着けないかもと思うことも。役者生命をかけた作品だし、こんな経験をさせてもらったすべての皆さんに感謝します」と感無量の表情だった。

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本作は、和月伸宏の人気コミックを原作に、2012年に興行収入30億円強の大ヒットを記録した『るろうに剣心』の続編。原作ファンの間で人気の高い『京都編』を、『京都大火編』『伝説の最期編』の2部作で映画化。激動の幕末を刀一本で生き抜いた伝説の人斬り緋村剣心が、日本制圧を目論む最狂の敵・志々雄真実の暗躍を阻止すべく“最期の戦い”に身を投じる。

完成披露試写会には剣心を演じる佐藤を始め、武井咲(神谷薫役)、伊勢谷友介(四乃森蒼紫役)、青木崇高(相楽左之助役)、神木隆之介(瀬田宗次郎役)、土屋太鳳(巻町操役)、高橋メアリージュン(駒形由美役)、江口洋介(斎藤一役)、藤原竜也(志々雄真実役)、大友啓史監督が登壇し、ファンとともに『るろ剣』新作完成の喜びを分かち合った。

そんななか、大友監督だけは「今まだ『伝説の最期編』の仕上げをしております。2本合わせて、ひとつの作品ですから」と明かし、「今夜はぜひ皆さんの熱いリアクションで、勇気づけてください。自信を持って作業に戻りたいので」とファンに“最後のお願い”。また、「実写が漫画を超えるには、どこまで役者さんが魂をこめて、役になりきってくれるかが勝負だった。皆さん最高でした。キャストと、支えたスタッフに拍手をいただけますか」と客席に熱い言葉を投げかけた。

この日はロケ地のひとつである熊本のゆるキャラ“くまモン”も来場し、佐藤とじゃれ合っていた。

『るろうに剣心 京都大火編』
8月1日(金)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー
『るろうに剣心 伝説の最期編』
9月13日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼